2024年2月1日（木）
朝7時に起きて東京藝大の卒展を見に行く、という予定があった。彼女が「今日の私には気合いがある！」と言ってたが、目が覚めたら9時を回っていて、「今から支度すればお昼前には付けるよ」と言ってみるものの、「明日にしよう（すやすや）」となった。まあ、どこかでそうなるんじゃないかな、と思ってもいたのですんなり了解する。朝のゴミ出しができたので幸い。
彼女が仕事に行くのを見送ってから、スーパーへ。特売でたくさん良いもの買えた。餃子をつくってたべる。餃子はたまにつくるとすごく楽しいし、案外にやることも少ないのにおいしくてよいのだけど、いかんせん意外に時間がかかる。休日向きの料理だ。
マツタケワークスのCD「人間ミス」が届いて聞いている。マツタケワークス、サウンドもカチッとしてきた感もあるし、ライブで見ているのあるけど、強みをひしひし感じる曲ばかりでめっちゃいいな…。
夜、帰ってきた彼女が「見たい」とテレビを回しててつけたのが、映画『三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実』で、まさかのチョイスに嬉しくなる。映画館で見た記憶が蘇ってきた。やっぱりこの時代の人たちの文語的語彙でしゃべる光景は今と違って面白い。みんながどこか観念的な世界で現実を生きているような気がしてくる。
「これ、どういうこと？」と彼女に聞かれて、うまく応えられないことが多々（単語そのものがわからなかったり、背景情報まで語れれかったり……）。ごめん、もっと勉強しておけば…。酒を飲みながら見ていて、勢いがとまらず、うっかりdoubletのスカジャンを買ってしまう。結構なお値段だけど、まさに勢いあってこその決断だった。
2024年2月2日（金）
人生で初めての胃カメラを経験する。でも、初めてのこともあったので静脈麻酔を使うことに。点滴から麻酔が入ってきて、本当にいつの間にか意識がなくなって、声をかけられて目覚めると終わっている。いったい何が起きたのかわからない。「これから始まるんだ」と思ったら「終わりましたよ」と言われ、もはやタイムリープ状態でびっくり。気絶するって怖いなとおもった。
検査の結果、胸のあたりにあった痛みの原因は逆流性食道炎だったようで大事にはならずだったけれど、ピロリ菌がいるかもしれない、という新たな事実がわかる。採血をしてもらったので、一般的な健康診断的数値も測ってもらうことにして、さらに結果は後日。また来院しないといけない（ピロリ菌がいたら除菌診療もするからどうせ行かないとなんだけど、予約ができないこともあって予定の組み方がむずかしい）。結果聞くだけならZoomでつないで自宅から、みたいにできたらいいのになぁ。
2024年2月3日（土）
朝7時すぎに起きて、今日も吉祥寺MONSTER SAUNAへ。限定サウナハットも買えた。わーい。大きめですっぽりと頭が隠れ、集中度も上がって良い感じ。
夜はΛrlequiΩ主催のイベントで、恵比寿リキッドルーム。甘い暴力も出るので僕としては両得。甘い暴力Tシャツの上にΛrlequiΩパーカーという二股コーデで楽しんできました。そして今日の甘暴はどちゃくそ良かった……セトリもノリも茶番も。チェキ4枚チャレンジは啓ちゃんだけ出なくて連勝記録がストップした。まぁ、ここ最近の調子が良すぎた。彼女が他のバンギャさんと交渉してくれて、啓ちゃんを確保してくれたのでありがたい。
その後はカラオケにも行く。V系ライブからのV系カラオケは、なんかよくわからんけど最高なんだよな。直前までの熱気が乗り移っているからだろう。
2024年2月4日（日）
夕飯にケバブライスをつくる。以前に買ったままになっていたカルディで買った「ケバブの素」を思い出したのだ。
鶏むね肉でチキンケバブ丼にしたら、あまりに秋葉原住み時代に好きでたべていた「モーゼスさんのケバブ」のケバブライスみたいな味に仕上がって笑ってしまう。ソースは「ヨーグルト、ケチャップ、マヨネーズ、塩、砂糖、クミン、チリペッパー」で作ったら、確かにケバブ屋のアレに近くなってうまい！もりもりキャベツと一緒に食べると最高！
もりもりすぎてお腹もいっぱいになり、IPPONグランプリを見て笑ったらなんだか眠くなってしまい、一旦寝ることにする。彼女と寝床でごろごろしながら本も読む。こんな時間がもっと続けばいいのにな〜、と思う。
2024年2月5日（月）
朝5時に起きる。日記を書いたり、仕事に手を付けたりする。土日があればいけるっしょ、と思っていた原稿仕事がまったくどうにもなっていないが、もう致し方ないので意識しすぎずに一つずるやるしかない。
昼過ぎから雪がもさもさ降ってきた。天気予報がちゃんと当たるとびっくりしてしまう。勢いで買ったdoubeltのピンクのスカジャンが届く、かわいすぎる…。ピンクの服ってやっぱり少しは抵抗あるというかドキドキするけど、着てみるとそうでもない。むしろスカジャンがかっこいいのでなんとかしてくれる。気持ちもハッピーだ。
東京でもしっかり積雪し、夜の予定がリスケになる。でも、そもそもこの時間は酒を飲んで語らっていたはず、という欲求に負けて雪き降る中でコンビニへワインを買いに行き、飲みながら仕事の続きをしたり、思いつきで冷凍庫の寄せ集めでカレーとシチューのルーをまぜてよくわからないものを錬成したりする。たのしい。
2024年2月6日（火）
夜、ピンクのスカジャンを着て、お誘いを受けて新宿某所にあるバーへ赴く。編集者や作家、テレビ関係など、そういった人たちがお客さんで多いそうだ。おもしろい空間。本棚があって、どれも面白そう。空間が、妙に肌なじみがいい気がする。部室というか、大学時代の校舎というか、なんか知ってるなぁ、この空気という感じ。
「睾丸が腫れる」という話を聞く。座りっぱなしだとなるらしい。その場にいた男性諸先輩3人のうち2人が腫れた経験ありで、自分はまだ若造なんだなと思う。
お客さんで「え！なんでここにいるの」なんていう5年ぶりくらいの再開や、久しく会う人とばったり、なんていうこともあって驚く。たくさん仕事のことを含めて褒めてもらって、ものすごーーーーく元気がでた。見てくれている人、頼ってくれる人の存在はありがたいし、ちゃんといるってことを心に留めないとだめだなぁ。
2024年2月7日（水）
２日連続で新宿某所のバーへ行く。こういう通いたいようなところは短期間でおかわりしておくと印象に残りやすいのではないかしら、という下心もある。覚えてもらえたかしら。ボトルでボウモアを入れたのだけど、妙においしい。配分というよりは空気のせいか。
隣り合わせた人ともおしゃべりする。「家系ラーメン好き」というのがわかって、自分の食べてきた店とアタマの情報を掛け合わせて家系ラーメンの引き出しをあけまくる。シンプルに楽しかった。なんかこういう会話自体が久しぶりだな。
2024年2月8日（木）
夜ごはんにしゅうまいをつくる。おいしくないわけではないんだけど、なにか足りないな〜と思ったら、ごま油を入れ忘れていた。ごま油ってないならないでよいかと思ったら、こんなに味が違うとは。ごま油の偉大さを知る。そして、油というか風味づけ調味料としていかに大事なのかと。
2024年2月9日（金）
「新しく始めようとしていることがあるんだけど話聞いてくれない？」（ざっくり言うと）、という雑談で1時間話す。お世話になっている仕事先なので楽しく快く時間を過ごす。
「かっこいい大人の男性像が変わってきている」空気を勝手に感じている話をした。
最近は女性問題も多すぎるし、金持ちだからといっていいわけでもない。今こそ「少年のような心」で好きなものに向かい、しかもそれが自らの仕事を磨くようになっている人は、一つのかっこよさを提示できている感じがする。たとえば、所ジョージとか。それに憧れる、さらば森田もそう。とにかく「女にモテる」（あらゆる手段と何かを持ってして）というのが、現代はどうなんだろう、という流れを思う。
夜中に彼女とドライブする。お台場方面へ海を観に。最近、車を運転してなかったからよい機会だった。お台場に石焼き芋の屋台がいてびっくり。確かにぼくらみたいのには需要があるだろうけど、すごい狙いだ。買ってみたらあまくてとろとろ系でおいしい。ちょっとヤンチャめな店主と、優しそうな女性だった。どういう組み合わせなんだろう。
帰ってきて軽く飲み。カルディのウニバターを溶かしたパスタが飲めるうまさで、すすむ。
2024年2月10日（土）
雑誌『POPEYE』創刊編集長の木滑さんが書いた「編集後記」だけを集めている本を読んでいる。昨日の話を思い出して気づいた。
かつての雑誌は「ありたい像」（こうなりたい、カッコよくなりたい）という変身願望あるいは進化願望を追う形がドライバーだったが、いつからか「いまある像の進化」になった。読者理解に合わせる、みたいな言い方がそれを表している。でも、こうだと人は便利かそうで無いか（自分にとってわかる、わからない）でしか判別しなくなるのでは？
時代を変えるのに必要なのは「半歩先」で、伴走はわからない人のためにやるものだろう。もっとコンサル的立場が必要になる……？
昼から、仕事でご一緒していた人の送別会。中目黒。「ツッコミどころの多いアニメはニコニコ動画で見るとやっぱり面白い」というなんとも心くすぐられる話を聞いて、再課金することに決める。たしかになぁ。最近どうも一人でもくもくとアニメが見られないこともあり（それは単純に精神の老化な気もするし、妙な寂しさのせいもあって、アニメの中身だけが問題ではない）、ただアニメ自体はやっぱり好きなので、ニコニコ動画はいいサポートになってくれるかもしれない。
帰りがてらに渋谷のオールドルーキーサウナ。今日も良い2時間。だんだん好きな入り方が見いだせてきた気がする。送別会であまり食べなかったので腹ペコで、家系ラーメンをぶち込む。ふと思い立って、憧れから家系ラーメンを連食してみた。渋谷で食べ、その後に途中下車して別の店で。結果的には「たいへん」という感想。あと、味の違いとかあんまり比較もできなくて、目の前のものがどう美味いかって話に基本なるので、味の評価を比較しながら語ることは実はものすごく難しくて鍛錬がいる技術なんだと思う。もうやらない。
2024年2月11日（日）
この日から名古屋経由で岐阜へ。お誘いいただいて、岐阜の山奥にあるというジビエ料理屋さんに行く。相当の有名店らしくて、おいしいもの好きの人に話してみると「あぁ〜！」と言われるくらいには知られているようだ。彼女にもついてきてもらって、遠くまで出張る。
で、うーん。感想としては、きっと昔ならこれでもすごく美味しかったのだろうけど、僕らはもうもっとおいしいジビエを知ってしまっているせいか、期待値ほどではない、という感じ。基本的にお肉ばかり出てきたので、コースっぽさもなくて胃も重たい。それでいて（高いワインがたくさん開いたせいもあって、ワインはおいしかった）お値段もかなり張ってくるので、良い経験ができました、という感じ。
もしかしたら焼き手の人の問題なのかもしれない。いつもより？バタバタしていたのかもだし、何か難しい要素があったのかもしれない。それを確かめにもう一度行く手はあるが、さすがに足が向きにくいところ。自分で経験してみないとわからないことがあるのは当然だし大事だけれど、一度の評価で何かを決めきるのもよくないよね（前評判がよければなおさら）というむずかしさ。
2024年2月12日（月）
名古屋から昼頃に帰ってきて、夜は甘い暴力のライブ。渋谷WWW X。めっちゃ良いステージングだったなぁ。楽曲もライブならではのアレンジが効いてて楽しい。行けば行くほど好きになっている気がする。甘い暴力が本当に宗教に…なりつつ…あるのか…
2024年2月13日（火）
一日ぽやぽやと眠い。夜、体の疲れもあるのでスーパー銭湯、帰ってきたら見事に眠気が加速してふらふらになる。
2024年2月14日（水）
彼女が朝起きて新型iPhoneを引き取りに出かけていった。我が家では最新ガジェットではないか。すっかり最新ものを買ったり追ったりする必要性がなくて実用的になっているのが、寂しいような、それでいいような。
バレンタインチョコをもらう。水色でうさぎたちがハートを振り撒いて踊っていてかわいい。「一粒ずつ毎日食べよう」って言ったら「一度に食べちゃってほしいのにー」と返され、なんとなく僕は毎日喜びが続くみたいなほうが嬉しい、という価値観もあったけど、彼女の言うこともわかるし、エナジーチャージ的にもいいのかも（でもごめん、カロリーが気になっちゃうので小分けにしようと思った）。
住んでいる町の行きたかったトンカツ屋さんでお昼ごはん。大当たり。3品盛りにカキフライ1つを追加。お値打ちに美味しい揚げ物がいろいろ食べられてハッピー。
夜、雪の日にリスケになった会食。今度は春みたいな陽気になっていて何だか面白い。色んな話をしたけれど、僕は自分の言葉で好きで気に入ったのは「多様性とは解釈の多義性でもある」という話だった。「それもあるよね」と安心して言い合って認められるのは多様性の側面の一つだろう。
2024年2月15日（木）
ライター仲間のNくんが、東京の仕事のついでに遊びに来る（お泊りも）。「推し活としての単元未満株購入」という最近やっているNくんの活動が面白い。100株は変えないけど1株なら、みたいな感じで、お布施みたいなものの感覚と経済のお勉強になる。いいですね。
お互いにサウナ好きなので、吉祥寺のMONSTAR SAUNAへ。バチバチにととのう。Nくんからもお褒めの言葉。［武道家］で濃い家系ラーメンをぶっこんで帰宅。猛烈な眠気。
2024年2月16日（金）
Nくんが泊まっていったので昼飯を食いに近所の中華屋へ。ここも一緒にきたかったところなので嬉しい。ここの中華風オムライスの面白さを共有できた。昨日の話を聞いて、期待も込めてウェルスナビの個別株をはじめて買ってみる。単元未満株にしようか悩んだけど、ここはさらなるお布施や！と単元で。ウェルスナビは良いニュースがあっていきなりポーンと値上がりしたりして、「今売れば利益がでる！？」みたいな状況も経験してびくびくする。株はたいへんだなぁ。うまく付き合いたい。
夜はΛrlequiΩのライブ。新宿LOFTへ。「みんなにタネを植えに行く」の宣言通りか、新しい人も意識してか、セトリも今までのトーンや流れと全然違って面白かった（手を挙げる曲がぐっと増えて、フリ系はぐっと少なくなったので、右腕つかれた）。今日も聞けたけど4月に新曲くるー！
2024年2月17日（土）
甘い暴力のライブを観に、大阪へ。GORILLA HALL OSAKA、前にキズで来たときはもっと広かったイメージがあったんだけど、そうでもなかった。後ろから観ていたから錯覚したのかも。ゲロ→ミナゴロシ→宗教終わりはマジで死ぬ（褒め言葉）。熱かったー！なんか今日途中から脳が開いたな…楽しかったたのしかった…。
ライブ後に、近場の寿司居酒屋へ彼女と行ったら、ここが大当たり。何を食べても美味しいし、天ぷらもきっちり。うーん、ゴリラホール後はここでシメる方向が定番化してもいいなぁ。
2024年2月18日（日）
昨日の疲れもあるせいか、なかなか起き上がれず。帰りの新幹線の時間をずらして、心斎橋あたりをフラフラ。彼女が新しくしたiPhoneのケースを求めて歩いたり。予定も決めずにウィンドウショッピング含めての時間なんて久しぶりで、なんだか「まったりデートらしいデートだね」と言ったら彼女が「急になにー？」と照れ笑いみたいに返してくれて嬉しかった。
2024年2月19日（月）
生ぬるい空気で、雨が降っていたのに寒くない。へんな天気。でも雨のにおいは嫌いじゃない。原稿が2本も終わって、仕事の進みが良かったのでご褒美に1時間スーパー銭湯へ。なんという開放感。毎回こうでありたいものです。
2024年2月20日（火）
彼女だけ大阪へ遠征して、甘い暴力へ行くという。大阪から大阪すごい。でも楽しいよね。でも、二人揃って寝坊する。ごめんな…。
それで気持ちが萎えてしまったそうで「行かない！」とか言い出す一面もあったけど、できる手伝いはしつつ、支度して出発する頃には笑顔で見送り。たのしんでおいでー。
先行して希望を出したが、予定が合わずに流れてしまった取材（ものすごく行きたかった）の案件が、編集者さんが日程を再調整してくれて無事に決まる。すげーありがたい。制作陣からの優しさと期待に心が奮い立つ。
夜は高円寺パンディットでDPZ林さんやロケニューのGO羽鳥さんが出るイベントを観に。最近のインターネットメディアやこれからのことを話すかなと思ったけど、思いの外、DPZやロケニューのことばかりの話になっていて、すこし寂しかった。ただ、出てくる端々の会話はとてもおもしろい。
「ちょうどいい郊外のネタは受ける」そうだ。つくば、立川、相模原、相模大野、などなど。アド街が続いている理由にも近い。
いま「真顔の時代」は受けない。蓮っ葉な人やネタがとにかくはまらない。いまやツッコミ待ちがウケない時代に…。オチまで書いてツッコミも書かないといけない、そうだ。なんだかねぇ。
そのまま、なんだか頭がぐるぐるしたので、新宿某所のバーへ。「趣味の話」になり、「ご趣味はなんですか」と聞かれたときの反応に困るよね、と。そこで居合わせた男性（東京大学院生で哲学を学ぶ…！）が「趣味というのは本来は美意識を指す言葉だ」と教えてくれる。たとえば、AとBを比べて「Aのほうがいい」といったら「それは趣味がいいですね」というように。
つまり「趣味は？」と聞かれたら好きなものを答えればいいのである。行為を答えるものではない、はず。あるいは「プロフィールと経歴は違うもの」というのもつながる。この2つは微妙に違うはずなのだが、だいぶ混同されている気もする。
映画『哀れなるものたち』の話もする。出てくる男たちはみんな幸せそうだったなーと、改めて思った。彼らはまったくかわいそうな存在ではなかった。きっと。
2024年2月21日（水）
低気圧もあってかどうも調子が出ない、あと5時間あるし終わるだろう、と思った原稿がぜんぜんおわらない、進んではいるけど…みたいになってしまった…。
2024年2月22日（木）
飲み友達のSさんやDさんたちと吉祥寺MONSTAR SAUNAから、タイ料理を食べる。［アジア食堂ココナッツ］で、店員さんも店内も明るくてごはんもおいしくてすごくよい。
タイのお酒がさっぱり飲めてごはんにあいすぎて感動する。ラムとウイスキーをネット通販で買ってしまう。
仕事帰りの彼女と駅で落ち合う。屋台クレープが出店していて、彼女が買っていた。かわいい。クレープっていいよね。クレープという食べ物もなんだかかわいいし。あれなんでかわいいって思うんだろう。
2024年2月23日（金）
確定申告をする日。経理を手伝ってくれている方のお宅まで埼玉へ。一年ぶりに会うお子さんがめっちゃ成長しててびびる。彼は鉄道が大好きで、去年は「きっぷ」しかしゃべれなかったのに、今や意志を表明して、食事中にパイナップルを求めているところとかすごかった。この子のこだわりみたいな、美意識みたいなものがあって。お寿司をとったのだけど、たまごのネタとシャリを一緒に食べれないと泣いちゃうのだ。まじですごい。確定申告もつつがなく終わる。去年もお疲れ様でした。
帰りにサウナヘヴン草加へ。たしかに天国。サウナ室は写真で見るより体感もっと広くて15人は楽々、30分に1回のスタッフロウリュもすごくて常にアツアツ。水風呂は今日ほぼシングル、外気浴スペースも広い。外観から想像できない室内のゆとり。自宅近くにあったら絶対ホームサウナにしてる。
草加駅前のセブンイレブン草加高砂2丁目店、入り口すぐから異様な雰囲気で面白かった。おすすめのスペイン産ポテチがPOPとお出迎え。セブン商品に加えて独自仕入れ品が随所に置かれていて楽しすぎる。ワインも通常の3倍はスペースありそうだ。ラベル好みのあって買っちゃったよ。通いたくなるセブンイレブンだ…。
2024年2月24日（土）
甘い暴力の『溺愛シット』新録が好きすぎてもう50回は聞いてる。こういう才能があるのを思い出した。中学生の頃、堀江由衣さんのALL MY LOVEが好きで一晩中聞いて眠ったこととか。それでMDコンポの調子が悪くなったんだよね。
2024年2月25日（日）
夜中、スーパーで買った毛鹿鮫や鶏むね肉を調理してたくさん仕込んだりする。タンパク質をとりましょう。
甘い暴力の新曲『スウィート・ペイン・ロックンロール』のCDが届いて早速聞いてるけど超かっこいい！ボーカルと楽器隊の音でまっすぐ勝負きてる感じもあって、僕はめっちゃ好き。低さと重さに進化を思う。観客側のシンガロングっぽいパートもありそうで、こいつは盛り上がりますよ……！
『子どものように』も本当にすごい。ライブで聞いたことはあるけど、曲にまとまってくれてすごく嬉しいし、とにかく咲の声と歌詞にどっぷり浸れる現時点の到達点としても超良い。
甘い暴力の次へのステージを感じる。彼らはより自分たちが出せるバンドサウンドにこだわっていくだろうし、甘い暴力じゃないと聞けない曲、毎回の驚きや進化をもって見せてくれる感じが素晴らしい。こんな言い方は変かもしれないけど、手が付けられないほど、何かの「波」をつかんでいる気がする。
夜中、映画の『ヘルタースケルター』を彼女が見はじめて、僕も見たことなかったのでなんとなく見る。すっかりずっぽりハマる。これは沢尻エリカ、確かにすごいわ…。「15分も経てば忘れてしまう。みな、自分のことで忙しい」なんてセリフ、あまりに現代過ぎる。
「どうして神様は、私たちにまず若さと美しさを与え、そして奪うんでしょう？」
「そのふたつはイコールじゃない。若さは美しいけれど、美しさは若さじゃない。美はもっと深くて複雑で、あらゆるものを豊かに含んでいる」
そのままの勢いで蜷川実花つながりの太宰治の『人間失格』も見た。
2024年2月26日（月）
ちょっとかわった原稿の依頼がきていて、できるだろ〜と取り組んだら見事に手こずって大変なことになる。
2024年2月27日（火）
ほとほと疲れてもいて、何も〆切などの心配がない日だったので（こんな日って結構久しぶりな気がする、ありがたいことですが）、ちょっと遠くのスーパー銭湯まで行ってみる。［竜泉寺の湯 八王子みなみ野店］に初訪問。
スーパー銭湯のサウナもここまてま進化したのか！大箱サウナは上段しっかり熱く、30分ごとのオートロウリュにオート熱波。シングル水風呂→16℃水風呂の冷冷浴が良すぎる。瞑想サウナもじっくり入れて心地よい。ととのい椅子もたっぷり。岩盤浴もたくさん！
サウナと岩盤浴を堪能。5時間が汗と一緒に蒸発していく。
夜、作業していると彼女が「インドオオリス調べてみて」と急にLINEくる。
意図はわからないが、とにかくでかくて、リスのイメージを覆すサイズ。たぶん一生知らなかっただろう。
2024年2月28日（水）
以前に、日本政策金融公庫で融資を受けた時にお世話になったsolaboさんから電話があって、「そろそろ次の融資どうですか」とお誘い。なるほどそういえばタイミング的にちょうどいい頃。日本政策金融公庫での新規融資の話が一気に進んで、申し込みまで終わる。すごい。もちろんSolaboさんへのお支払いは発生するのだけど、全部自分でやろうと思ったらこのスピード感も確からしさもないだろう。
お昼、北海道で買った白樺山荘のインスタントラーメンが、麺もスープもよくて震える。藤原製麺、やはりおそるべし。麺はわかるがスープの技術もすごいんだよな。
夜、彼女の「行きたい！」から二日続けての八王子竜泉寺の湯へ。行く途中に、赤信号直進機を見誤って間違え、うっかり左折してしまってパトカーに見つかり反則切符を切られる。がーん。罰金はまだしもゴールド免許剥奪が痛い…。ただ、左手人差し指で母音をとるインクが擦ると消える、という高性能なのを知ったのは面白かった。
しかし、なぜ警官は申し訳なさそうに下から来るんだろう。よくないのはこちらなのにね。高圧的な人が多いんだろうな、大変だ。
2024年2月29日（木）
うるう日！こういうレアな日を楽しみたいものですが、昨日の反則金9000円を郵便局の窓口でさっさと払う。虚無。鶏むねひき肉でつくるボロネーゼ風がおいしかった。鶏むねひき肉、余り野菜とボロネーゼっぽく仕立てた。今日は蕪の葉、まいたけ、玉ねぎ。冷凍庫から発掘したトマトも入れた。コンソメを「ビーフコンソメ」にしてコクを上げると鶏むね肉でもさっぱりしすぎない感じがしてよき。
取材の後に「テルマー湯 西麻布」へ久しぶりに。シングル水風呂から16度水風呂へ移る「冷冷浴」が最高。シングル水風呂からノーマル水風呂に移行すると体があったかさを感じて長めにゆったり入れる（しかし体は冷える）。この入り方でしか辿り着けない「何か」がある。冷冷浴できるところのほうが少ないから勧めにくいけどオススメ。
その後にワーキングスペースへ行くがとっても捗る。
1986年生まれ、東京都武蔵野市出身。編集者・ライター。「生活技巧」発行者。