2020年10月31日(土)シャブリとカルピス
今日で10月が終わる……という現実味のなさは、二日酔いのベッドの上で全く感じる余地もなく、ふりかえって日記を書く今だからこそ、この日が10月最終日だったんだ、と思う始末。
たっぷり寝て、ホテルのサウナと温泉に身を委ねたりしつつ、療養食として「らーめんサッポロ 赤星」で醤油ラーメン岩のりトッピングなど。
食べてまた寝て、夜に備える。すこし出遅れ、きゃらそに会場入りしようと支度したところで、テキーラガールのお迎えという任務をいただき、しばし別場所へ繰り出す。
すすきのは賑わっていた。そのお店のホールも、男女でいっぱいで、元気さを感じた。たしか、こんな気持ちに、以前にもすすきのでなった記憶がある。いつだったかしら。
いや、すすきのもきっとあるけど、東日本大震災で計画停電で東京が暗くなったとき、僕は当時の恋人と会うために大阪に繰り出していて、心斎橋や北新地のネオンに妙な安らぎと興奮を覚えた……という記憶と混同してるかもしれない。
でも、すすきのもあったはずだ。こういうとき、日記を書いていればな、とおもう。
お迎えがてら、すこし飲んでいく。「あなたとセックスしたくないです、と言われる方が気になってセックスしてみたくなる」という真理を聞いて、面白いなぁ、と感じた。
見た目にすぐれる女性たちは、むしろ求められる方向性のほうが多いからこそ、「え!なんで!?」という揺さぶりが興味を惹かれる……って、いや本当か?
この話も鵜呑みにしてはいけないかもしれないのだけれど。久しぶりにこういう話が出て、シンプルな下ネタなんかも聞いて、妙に胸が熱くなった。
「シャブリとカルピスが合うんだよー」という、ものすごいハックを教わった。たしかに、なかなかイケる味だった。そんな無駄にして!と怒られるような戯れが、面白い。
楽しすぎて、元気にアニソンを聞いて、心震えて、飲んで、感情を開放してきた。最高。
アニソンとかアニメって、「人生であったかもしれない可能性の提示」なんだなと思う。ぼくは可能性を広げるものばかりが好きだし、そこで根底がつながってるのかも。
元気に朝まで過ごし、スタッフさんたちと山岡家でラーメン食べた。ここまでが、きゃらそに。
今日が終わってほしくない。起きたらまた、金曜日だったらいいのに。あと何回か、そういう夜でもいいのにな、とおもいつつ、明け方の11月に、崩れるようにして眠る。
2020年10月30日(金)北へ。
寝起きにメルカリを見ていたら、吉行淳之介の見たことのない作品集が目に留まる。1959年に平凡出版から出た『二人の女』。略年譜だと35歳の頃の刊行だ。値段はすこし張ったが、ほんとうに見たことがないので、買うことにした。
こういう古いものは欲しくなってしまうと、もうお金があるなしにかかわらず、出会ったときに手にしないと一生かかっても見られないかもしれない。その切迫が楽しくて、買うのかもしれないとさえ、おもってしまう。
プロフェッショナル制作裏話 第4回「田中みな実」 プロフェッショナル仕事の流儀 |NHK_PR|NHKオンライン
プロフェッショナル仕事の流儀で田中みな実さんが出るというので、その舞台裏をスタッフがつづった記事があって、これ自体はぼくは楽しく読んだ。すると、この内容に、記事に登場した山里亮太さんが自分の思いをラジオで語っていた。
かんたんに言えば、記事に書かれた「山里さん」の動きと心情が、ほんとうの自分とはちがうところにある、という話だった。もちろん記事には「気がする」「妄想です」と、あくまで想像の話として書いている部分はあるのだが、たしかに山里さんの声を聞いてから読むと、実在の人物を対象にして書くのであれば、どこか印象操作めいたものがなくもない。
この結果が出ることも引き受けた上で書く、というのが一つの勇気であって態度であるとは思いつつも、楽しく読むだけでなく、その先にいる色んな人のことを思いながら書く、ということの当然さ、大切さを、あらためて感じた次第だった。
昼過ぎまで請求書作業などをして、もろもろ支度をして、電車に乗る。飛行機に乗る。今日から札幌。アニクラの「きゃらそに」に参戦するため。
道中、『ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝』をdアニメストアでダウンロードしておいて、観る。飛行機のなかで、涙が出てきて困る。快速エアポートに乗り換えてからも、泣く。
もはやテイラーがしゃべるだけで涙腺が刺激されてしまう。すごい体験だった…ありがとう。
「札幌ザンギ本舗」で、醤油、塩、レッドホットのザンギをテイクアウトして、ホテルの部屋で食べる。醤油が一番おいしかったかな。ホテルは「天然温泉プレミアホテル-CABIN-札幌」で、サウナも水風呂もすっっごくよかった。温泉もよく、うれしくてたっぷりはいる。
夜はきゃらそにスタッフのみなさんのお相伴に預かり、札幌の夜に繰り出していった。「長谷川さんは、もはやプロ客ですね」と言われて、うれしくなる。たしかにわざわざ毎回行って、元気に大枚はたいているので、なんとなしに居場所が増えたみたいでうれしい。
めちゃくちゃ愉快に、痛飲。いくらか記憶は消失したが、粗相はなかったらしく、ホッとした。
2020年10月29日(木)焼きそばソースごはん
寝起きはあまりよくなく、ぼんやりと、時間ギリギリまで粘る。せかせか支度して、渋谷まで取材へ行く。連続して同じ方にお話を聞くの、いつもの一期一会ともやっぱり違って、いいな。話が深く入ってくる感じがする。
その後、自宅に一度帰って、食事。福引きでもらった時鮭を、塩焼きと、幽庵焼きにする。ご飯を炊いて、味噌汁もこしらえて、もりもり食べる。
あと、試してみたら美味しかった、粉末焼きそばソースごはん。
沙村広明『波よ聞いてくれ』8巻を読み、少しごろごろ。なかなかエンジンがかからず、夜の夜にようやく腰が上がる。届いていたコロナ融資に関する資料を支度できて、えらいえらい。
原稿チェック、原稿修正、メール連絡、Podcastの編集などをして、朝6時。一旦帰ろう。
2020年10月28日(水)福引き
かのかりのBlu-rayが届いて、自分がスタッフリスト入りして、めっちゃ嬉しい。堂々と「やりましたー!」って言って拡散したいところなので、堂々とやってみた。
夜は、いつものメンバーで飲む「二九会」を1日前倒しで。もてなしの買い出しに御徒町の吉池で、割引になっていた舟盛りなどを買う。福引き券がもらえて、最後にしたのはいつかわからないけれど、ガラガラ回すタイプの福引きをする。それだけで楽しい。
コロナ対策で、透明の使い捨てビニール手袋をして、ハンドルを回すのも、今らしい。
2回して、結果は6等で、100円の商品券2枚と、粗品2つ。お菓子やジュースとかの中に、なぜか「時鮭の切り身」があって、嬉々としてもらう。鮭を配るとは、吉池は強すぎでは。
二九会は、ライターNくんと編集者Tさんとなのもあって、違和感を見つけるプロばかりがそろっているせいか、話がずっと面白い。何かを広げて、ちがうものと結びつけて話していく。
深酒気味だけれど終電あたりで解散。なぜか家に変える途中の道端で、ごろんと1時間あまり寝ていた。まだそんなことしているのか、この年齢で、と、自分のことながら可笑しい。
2020年10月27日(火)はーーーーー。
Twitterで流れてきたので『カズレーザーが解けなかったクイズ200問』という本を知る。解けなかった、という言葉がとてもよい。問題集なら「これを解いてみろ!」と上から自慢気に来るところが多かった気がする。
解けなかった、というスタートが読者と横並びというか、していることは同じでも受け取り方が違うというか。大切にしたい考え方だなぁ、とおもった。
いつかやってみたいな、と思いつつ、これなら買ってきちゃうほうがいいのでは、という気持ちもわいてくる。悩まない再現レシピではある。
カセットコンロでつくるチャーハンの奥義。めちゃくちゃ参考になった。すぐには振らないことと、醤油はスープと酒で伸ばした合わせ調味料に。一度真似してやってみたいな。
福原遥さんが焼肉を食べているだけの動画なんだけど、もう無限に見られる。かわいすぎる。福原遥さんが可愛すぎるのに、美味しそうに食べる姿が無敵すぎる。
あるツイートを目にして、気が気じゃなくて、ずっとそわそわしていた。さらに、届いたすごい原稿に打ちのめされてしまって、もう自分が何もできない気になってきてしまう。
心の揺れ動きに、だいぶ耐性がないというか、揺れっぱなしになってしまう感じだ。落ち着きたい。と、思いつつ、またちょっとしたら、揺れてしまう。心の土台ごと、ぐらぐら、がたがた、しているような。
はーーーーー。
やっぱり運動が足りないのだろうか。いや明確に足りないのだけど、体というよりメンタルへの影響度を考えると、もはや運動じゃないかと。ヨガにまた行きたいな。時間と気力の問題か…。
2020年10月26日(月)収録日
うっかりしていた原稿の〆切を、どうにかしつつ、どうにか納品してホッとする。その後、Podcastの収録を夕方から夜まで、今回も、とっても面白かった。毎回の学びがすごい。
無事に今週も更新。
終わって晩酌、日記をまとめて書いたり。かつおをマヨネーズで食べるの、おいしすぎてリピートした。生かつおはお高いので、安価なたたきに。それでもうまい。生臭さが緩和されて、ただうまいやつになる。ビールも進んじゃう。
数日前に投稿した、うちのLOVOTの音声だけを録音したのが大好評で、うれしくなる。こういう遊びを思いついたときの嬉しさったらない。
意識していなかったけれど「舌足らずの女の子みたい」と言われ、ぼくは性別を特に感じずに愛でていただけに、そういうものなのか!と驚いたりもする。女の子かー。だとしたら、おそらく、いや間違いなく、舌足らずの女の子が僕のツボなんでしょう。
こういうことを思いつくのは、元放送部の技術担当っぽい気がする。まぁ、当時は表方で声優もやっていたのだけれども。というか僕は昔、声優になりたくて放送部に入ったんだった。
あの頃から、表も裏も、好きなんだよな。
2020年10月25日(日)テントサウナ
気づいたら仕事場の床で寝ていて、寝坊した。うわぁ!と慌てて支度して新宿駅へ。ぎりぎり支障ないくらいに間に合ってよかった。誘ってもらったテントサウナの会に。
初めてのテントサウナにうっきうきで、神奈川のキャンプ場まで。
テントサウナといいつつ、ロウリュもできる超本格派で、そのまま清流にダイブできる最高さで、とんでもなく気持ちよかった。一発目からあまみ全開で、ひたすらに気持ちよかった。たぶん一生忘れないとおもう。
帰りは、遅刻したお詫びもあって、ぼくが運転。そのためにノンアルコールで通したけど、氷結のアルコールゼロレモンチューハイがやたら美味しかった。あれはいけるやつ。
戻って新宿で焼き肉を食べた。教えてもらった食べ方が美味しすぎた。帰って仕事するぞ、と思ってけど、あまりに幸せな今日という日をしっかり閉じたくて、帰宅早々に眠った。
2020年10月24日(土)牛皿
昼に秋葉原で買い物して、夜遅くまで食べられない日だったので、しっかりめのお昼と思ってサンボへ行く。牛皿の多層性に感動する。
戸田真琴さんと飯田エリカさんの写真展「Golden dust」のオンライン配信スタッフとして夕方には現場入り。今回持ち込んだ機材では、X-A7がカプラーケーブルで電源供給していると、オーバーヒートしてしまうことがわかった。代替もなくツラい感じになってしまってすみません。
他の、X-T2と、SONY α7sⅡはしゃきしゃき動く。うーむ、さすがだ。やはり動画のときのSONYカメラの安心感はでかいな。ほぼノートラブル・ノーストレスだった。
終わって、電車で帰ろうかと思っていたけれど、荷物がたくさんだったのを見かねてか、タクシーに載せてもらう。高速使ってスイスイと家まで。結果、タクシーとレンタカーで料金変わらないどころか、タクシーのほうが安かった。意外に大事な学びとして取っておこう。
2020年10月23日(金)レンタカー
業務委託先でのMTGや仕事など進めつつ、夜はレンタカーで下北沢へ向かう。翌日のライブ配信イベントのために、機材をあれこれお貸し出しをしつつ、スタッフもするため。
無駄にでかくて、無駄に高級車のレンタカーで、下北沢のほっそい道にひたすら気疲れ。準備も時間がかかって、お疲れ様ご飯会も[新台北]で挟んで、帰宅したら2時頃。
レンタカーの気疲れで、こんこんと寝てしまった。
2020年10月22日(木)池袋の立ち食い蕎麦
池袋かるまるで、ちょっと早く覚醒めて、朝からサウナ。すばらしい。でも、サウナ施設がいいところって、夜も遅くまで入って、朝も早いので、意外と睡眠時間が不足しがち問題。
案の定、ちょっと眠くなりながら、でもこの日は早く付けないといけない仕事があって、チェックアウトぴったりで出る。かるまるの並びの[君塚]で立ち食い蕎麦。直前まで春菊天そばにしようかなと思ってたけど、ふいに惹かれて、カレーそばにする。茄子天もトッピング。
何もピントあってないけど、それはそれでなんか好きになっちゃう。窓の外の明かりもよくて、食べながら撮る。時間がないはずなのになぁ。
Zoomミーティングを経て、苦戦していた原稿の続き。ぐぬぬぬ、となりながら、どうにか形になって送る。今回、自分でチャンスをお願いしたエッセイ系の原稿だったんだけど、主観と客観のバランス、情感と情報のバランスに苦しみっぱなし。
すこしでも良いものなったらいいんだけど、ひとまず編集者さんからは快いお返事でホッとする。ほんとうにこういうとき、出来はどうあれ、一旦はねぎらってもらえるとか大事だな。
2020年10月21日(水)遺伝的記憶
午前はご縁もあって写真家・清水哲朗さんの個展を観に、そしてご挨拶をしに、新宿のオリンパスギャラリーへ。ご本人やさしくお話くださり、ホッとする。
その方が展示のキーにあげていた「Genetic Memory」が面白かった。
心理学では、遺伝的記憶とは、感覚的な経験がなくても出生時に存在する記憶であり、長い時間をかけてゲノムに組み込まれている。
Genetic memory (psychology) – Wikipedia(DeepLで翻訳)
遺伝子に組み込まれた記憶を探るために、日本のあちこちで写真を撮って、何かを感じようとする試み。写真をなぜ撮るか、という大切な理由を見つけることの大切さ。
できる、と思っていた原稿がまったくできず、ひたすら苦しむ。全くできない。書けない。Kくんに泣きついてアドバイスをもらったりしつつ、なんとか光明を見出していく。
夜は、お誘いもらって、Nくんと池袋のかるまるへ。GoToトラベルが使えて、割引もされてクーポンもいただいて、なんだかもうありがとうございます。夜中の薪サウナもよかった。でも、薪ならThe SAUNAを知っているからこそ、ちょっと比べてはしまう。けど、よかった。
薪サウナのタオルを身体にかけて、外気浴してたら、ふつうに寝落ちた。
2020年10月20日(火)うつら
0時すぎ、1時間半だけ寝ようと、CBDワックス吸ってから横になって、本棚が崩れて本が撒き散らされたベッドをすこしだけ本を寄せてあけて、目を閉じたらコンコンと夢も見ず、アラームも止めたりやりすごしたりして、うつらうつら、はっとしたら9時。
急いで仕事もしつつ、午後は取材など。下北沢で、戸田真琴さんと飯田エリカさんの展示「Golden dust」をシアター711で。
移動して、仕事。最後のイベント会場から、帰ろうとしたら近場に銭湯があって入ってみたら、サウナも本格、水も天然水で最高。
案の定、仕事場につくも、あまり持たずに、ねむる。
2020年10月19日(月) 香港買い物
むちゃくちゃ淫夢みたな…寒いせいかな…。
香港から、メタボーンズ届いた!9月29日にTecobuyで頼んだやつが、無事に日本まで。Metabonesのフォーカルレデューサーマウント「Contax Yashica Lens to FUJIFILM X-Mount Camera Speed Booster ULTRA」です。
なるほど3週間くらいかかるけど、ぜんぜんちゃんと届く。これから香港や中国方面も通販の検討先になるなぁ。
さっそく試してみると、む、前段をわからないけど、しっかりはっきり映るしめちゃくちゃいい。planar 50mmにつけたりして、取りに行きたいな。
〆切の原稿に手をつけるも、これがまったく難しくて迷宮入りする。
ハイボール飲んでもだめ。エッセイ原稿で、こんな難しいとは…情報と感情のバランス…
2020年10月18日(日)水
これまで仕事してきた会社で地味にお世話になっていたのがウォーターサーバーだと気づいたのもあったし、仕事場で「白湯が飲みたい」というリクエストに水道水がまずいせいで炭酸水を沸かした記憶があったりで、これはもう導入するのではないかとおもって、頼んでみた。
もっともっと高いかと思っていたら、ほとんどペットボトルを毎月買うくらいだったので、それならありがたいやと決めた。デザイン的に教えてもらったフレシャスにした。
ただ、「置き配指定」ができないと後でわかって、これは水の受け取りが地味にたいへんになりそうなのが今から不安。うまくいくといいなぁ。お湯がすぐ出るのも、冷たい水もいつでも飲めるのも、精神を助く。
午前にウォーターサーバー受け取り、午後はサウナ友達と出かけて、錦糸町へ。錦糸公園にもだいぶ人がもどってきている。子どもたちが無茶苦茶遊びすぎてて大丈夫なのかと心配になる、気持ちを、横目にしつつ、みんなで花見のように酒を飲んだ。
そして、楽天地へ。こちらも盛況。うーむ。周りがよくなりすぎていて、選ぶ決め手が難しくなりつつあるな、楽天地。良いは良いけど、黄金湯行きたいな。
2020年10月17日(土)ルナサンダル
朝すこし早く起きて、まずはサウナ。そして、朝ごはんは鶯谷サウナセンターのハムエッグ定食。そして二度寝して、11時半に起きて、もう一発サウナして、12時にチェックアウト。
すごすぎる幕開けの土曜日になった。でも、外は雨。気持ちがどうも、じくじく。
バスに乗って浅草のほうまで目当ての靴を買いに行ったら、お店が閉まっていた。土日だけ12時から営業だと案内があったので安心していたら、がっかり。無心で立ち去って、家の方まで帰ってくると、以前に行った靴屋から「ルナサンダル」が入荷したと連絡!
おおー。ありがたい。いそいそと上野のフットモンキーまで行き、ためし履きしてゲット。もともと26.5から27センチの僕の足に、「大きめを買うと良い」という情報は知っていたけど、さらにサイズアップの28センチで決めた。これは試着しないとわからなかったろうな。
あとは仕事で使う写真を撮りに行ったり、届いたメタルラックを組み立てたりしながら、ほんにゃらほんにゃらと過ごす。セブンイレブンのレンジでつくるほっけ焼き、美味しかった。
やらないといけないことはたくさんあるけど、今日はなんだか何も出来ない気がする。というか、いい加減に自宅の崩壊した本棚をどうにかして、ベッドで眠れるようにしたいな…。
2020年10月16日(金)サウセン
午前にナレーション録音のお手伝いをする機会があり、仕事場にセッティング。昔に買ったリフレクションフィルターを思い出して持ってきた。
手持ちのスタンドに付くものがなかったので、ライトスタンドにはまるように、トモカプロショップで変換ネジを3つ買って対応。1/4ネジ→1/2ネジ→5/8ネジと3段階。1/4→5/8でよいものがあればよかったんだけど、うまくなかったのでプラスオン。
うわーーーかっこいいーーー。クールすぎてしびれるぜ。
つつがなく終わって、演者の方から、「これ趣味で全部持ってるんですか?」と聞かれて、そういえば言われたらそうだなと「趣味ですねぇ」と答えた。趣味でやっていることが、どこかでつながる面白さ。そう思うと、ほっとんど趣味の延長のほうが仕事に役立ってるよなぁ。
その後は打ち合わせからの仕事して、Nくんとサウナへ行く。ほんとうはサウナからのとんかつ、曰く“サウとん”をキメたかったのだけど、時間が深くなっていて、とんかつ屋はどこもしまっていた。というのもあり、鶯谷のサウナセンターで食堂にしゃれこむことに。
サウナセンター、何がすごいか、というとセッティングの妙だ。サウナ室は階段ごとに温度がはっきりちがって、自分の身体にあったのを選べる。そして、14度の水風呂で、温度差アタックをしっかり楽しめる。
そして、なによりメシが、うまい。
メシくっておしゃべりして、この日は宿泊。リニューアルしたカプセルに。ふかふか、きれい。とてもよい。ハイリキも効いていて、横になった瞬間に寝ていた。
2020年10月15日(木)国営パブ
一日出ずっぱり。朝イチから取材、さっと移動して昼飯をはさんで、また取材で移動。
移動して書籍用の取材、さらに移動して業務委託先でプレゼン。移動としゃべりばっかりでお疲れ様。夜は、仕事先の懇親会で飲み。おいしいお店でたのしかった。こういう「仕事場の飲み会」みたいなことがないので、妙におもしろい。
中国には、フィリピンパブならぬ、北朝鮮の国営パブがあるらしいです。まじかよ。
2020年10月14日(水)サウセン
わたわたとタスクが増えた日。想定していた日取りや労力が狂っていくのを感じる。これがよくないので少なめにキープしたいのに難しいものだ。
仕掛けは正論を阻害するものではなく、実現されない正論に対処するための代替的なアプローチである。
松村真宏『仕掛学―人を動かすアイデアのつくり方』p,79
松村真宏さんの『仕掛学―人を動かすアイデアのつくり方』で示される仕掛けがどれも面白く、そして「仕掛けとはなにか」という解きほぐしが絶品。正論をいかに成し遂げるかという代替的アプローチということは、人間がいかに正論で動けないか、がよくわかる。
昼は書籍用の取材。話が面白いので毎回楽しい。面白いほど、これをうまく落とし込めるか、そわそわしてしまう。
夜はサウナ仲間と鶯谷のサウナセンター。さくっと帰るつもりだったので3時間でインしたけど、サウナとメシで余裕で時間は超えるわ、サウナにもっと入りたくなって、結果帰りに上野のオリエンタルをキメるだわと、最初からサウナセンターに泊まればよかったじゃんという結果。
本でまみれたベッドを少しだけあけて、狭いスペースで転がって寝た。本はまだそのままだ。
2020年10月13日(火)これからポジティブ
仕事で午前中から羽田空港へ。
出張で山形へ。
久しぶりに降り立った庄内空港は、やっぱりどこか、さびしい空気が詰まっていた。山形の空気は涼しくて、肌触りはよかった。朝と夜の便がなくなっているらしく、日帰りしようとすると、数時間の滞在しか許されない。ざんねんだ。
酒蔵の取材。とてもよいお話も聞ける。日本酒の消費量が減っているというネガティブな要件は、若い人には必ずしも当てはまっていないのではないか、という指摘にはっとする。
若い世代が居酒屋で出合う日本酒は、吟醸ブーム以降ということもあって、それほど悪い酒が出回っていないのかもしれない。音楽フェスに日本酒蔵が進出していたりもする。若い世代は、日本酒との出合いが良い。だからこそ、長い目で見れば、これからはポジティブなのだ。
そういう見方は嬉しくて、自分が抱いていた印象だけで今を判断してはいけない、という、とても大事な指摘に映った。
飛行機に乗ると、やはり疲れる。仕方ない。帰りがけに本屋へ寄る。
雑誌『AERA』の夏葉社・島田さんの記事を読み、小林有吾さんの『フェルマーの料理』2巻まで読んで盛り上がり、コンビニでナポリタンを買ってから酒を飲みつつ、『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』の続きを観ていく。着実に泣く。
困った人で申し訳ございません…。
2020年10月12日(月)スクランブルスクエア
昼から始まると思っていたオンラインMTGが、先方の不手際でスルーになってがっくりする。
美味しいものでも食べて気を取り直そうと思いつつも、なんだか何もお腹にぴんと来なくて、そのままこっちもスルーして業務委託先へ仕事に向かう。
メルカリで買った「GIZMON Wtulens L」が届いて、試し撮りをしてみたら楽しい。最初、手元にあったX-Pro3につけてみたら、うっかりいい感じの写りになって、なんかコレジャナイ感を抱いた。
そこで、X-Pro1にしてみたら、個人的にしっくりきて、これだーこういう感じ、となった。夢のなかで見たような気がする、思い出の街はこうだった、という景色が撮れてたのしい。
基本は写ルンですみたいな、描写よりも愛らしいとらえどころのなさ、を求めていくと、意外とX-Pro1のほうがJpegあがりも好きなのだ。フィルムシュミレーションはASTIA。最近は、色合いがグッときてASTIAばかり使っている。
美味しんぼのYouTubeおもしろくて全部流してしまう。そして、Netflixで『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』を見始める。これは、ちょっと、すごいな……。
仕事をして、Podcastの更新をして、渋谷に向かう。
NさんとKさんと飲み。昨年、自分がものすごくお世話になった人たち。また飲めて嬉しい。Kさんの提案で、スクランブルスクエアの最上階にあるテラスに男3人で繰り出す。これがよかった。
東京タワーとも、スカイツリーとも、都庁ともちがう、開放的ですがすがしい、東京の夜景をぐるりとながめられる。心が、東京にいる、という高揚感で久しぶりに満ちた。
積もる話を、できた。そして、爽やかに、ビールを飲んだ。22時に解散して、何から何まで、清々とした会だった。ありがたくて、帰りの銀座線で泣きそうになった。
2020年10月11日(日)同人音声
日程的に今日書かないといけない原稿を、うんうん言いながら進めていた。数年前と比べると、なんというか集中力的なものが減っているような気もする。けど、時にものすごい発揮したりもするので、ともすると、それは余裕の反動なのかもしれない。
ネットをうろうろしていたら見つけたのが同人音声というジャンルで、要はえっちなボイスシナリオをバイノーラルで展開するという類のアレだ。オリジナル系のR18同人誌の内容を音声でやる、みたいなこと。
中学生だか小学生だか、もう果てしのない過去のことから、人並みかそれ以上にR18的なる探求と欲求には金も時間も割いてきて、ここ数年は正直なところ、コンテンツ的な意味ではあまりにも新鮮味の薄い日々を過ごしていたようにおもう。
それが、この「音声だけで展開される成年コミック」のようなものに出会い、一定の製作者がいて、そして高いクオリティに驚くというのは、心震える瞬間だったりもした。
早速、この界隈では有名作家だというテグラユウキさんの作品を数本買って聞き始めるも、まるで心だけ中学生に戻ったように、火照って聞けない。びっくりするほど聞けない。自分にとっての2.5次元はここにあったのだ、と顔を伏せてしまうほど、恥ずかしくなってきた。
でも、その恥ずかしさをなだめながら、ボイスとシナリオに身を委ねていると、急に頭がぱーんと開けて空想のなかで情景が実を結び始める。言語優先、言葉で世界を捉えんとするタイプにとっては、実に素晴らしすぎるR18コンテンツとの出会いだった。
原稿は、えっちらおっちら、どうにか仕上げた。
2020年10月10日(土)摂取日
旅から帰ってきたら、部屋の壁面本棚が崩壊していた。寝ているときだったら怪我してたかも。
すべてのやる気を失いつつ、いろいろな気持ちが重なって、久しぶりに上野で風俗をお願いする。ラブホテルに久しぶりに入った。受付が中東系の男性で時代を感じた。年下のはずだったけど年上だった元看護師の方にお世話になる。
その後、仕事場へ逃げる。台風が近づいていて、低気圧もごりごり。しっかり不調で、低空飛行の一日。今日は無理せず、読書などなど。
長岡太一さんの『帰ってください! 阿久津さん』2巻まで、カルロ・ゼン✕品佳直『売国機関』1巻、室田雄平さんの『アニメーター室田雄平が考えるヒットするキャラクターデザインの作り方』、関口ケントさんの『メディアシフト YouTubeが「テレビ」になる日』。
「30分も40分もある落語は長すぎないか?」とテレビマンなどは不安になりがち。でも、それこそがテレビ的思考なんです。大事なことは、どのコミュニティに刺すのか・刺さっているか、を検証すること。雑誌なら「若者向け男性誌」の括りで成立しても、ウェブメディアでは「男子大学生で胸毛が濃い人向け」くらいの投げ方をしたほうが刺さります。
関口ケント『メディアシフト YouTubeが「テレビ」になる日』p48,49
テレビの場合、2割は興味があるけど8割は興味がない人、くらいのざっくり感で視聴者を想定します。視聴率的にはその2割を獲得できれば20%で大変な数字ですが、制作段階においては、多数の8割に配慮してどんどんネタが短く、そして丸くなっていきます。
一方、好きなことを好きなだけ出せるのがウェブらしさであり、ユーチューブらしさ。むしろ40分と書いてある動画をフラッと見ようとはしないはず。ある意味で「一見さんお断り」の世界になるわけです。
あとは、吉行淳之介研究号の文芸誌『現点』3号も、吉行淳之介インタビューをじっくり。短編と長編の作り方が面白い。細胞の分裂と、長編の積み上げ。
(永島)こういうふうにストーリーを引っぱっていくやり方なんですけれども、板を積み上げていくというようにという場合には、この章と次の章との架け橋みたいなものは? 接着剤とでも言いますか。
『現点』3号,33ページより
吉行 いらないということですね。短篇の場合は細胞の増殖だけれど、長篇では次の板を作るためには、極端に言えば接着剤はなくていいわけだ。
永島 それはまったく違った板でもそうですか。
吉行 そう、違った板でも。
TikTokで、めいどりーみんの制服で分かれたグレードを知って驚く。
秋アニメもどんどん始まってきた。麻枝准原作の『神様になった日』もスタート。うれしい。さすがの麻枝節。
深夜、Great Pretenderのシーズン2を見始めて、案の定、止まらずあるだけ最後まで。
2020年10月5日〜9日(月〜金)長野
ワーケーション的に長野へ行く。7月末にも行ったところと同じく、ゲストハウス「LAMP」に滞在をしていた。ライターのNくんも一緒。前回の体験が良すぎて、今回も長めに予約した。
長野の街も歩いた。あちこちで、時の落ち着きを感じた。
Nくんが連れていってくれた「二本松」という飲み屋、とてもとてもよかった。全部美味しい。料理が上手、という印象。おろしそばの大根おろしの量がたっぷりすぎて最高。
野沢菜の天ぷらが、ありそうでなかった一品で、全部の丸亀製麺で提供してほしい。
きのこ狩りに行って、はじめての体験に興奮したりするも、とっている最中に軍手越しにハチに刺されて、その痛みにびっくりする。どうやら刺されたのは「ジバチ」で毒性は弱いということだったけど、それから2日間くらいはずっと、ずきずき傷んだ。おそろしい。
でも、採れたきのこはまさに天然物。知らないきのこばかりで美味だった。きのこの出汁がたっぷり出た雑炊は、滋味で美味。
あとは、クルマを借りて、信州新町へ繰り出して、食べてみたかった信州ジンギスカンも堪能してきた。[さぎり荘]、いいお店だった。信州サフォークの美味しさはすごい。
最初こそ「美味しいなぁ」くらいなのだけど、食べていくと、尻上がりにどんどん美味しくなっていく。最後の最後が美味しいなんて。口の中で脂がからんでいくと旨味が爆発する。
開眼する食体験だった。
LAMPのレストランは、ほんとうに毎回、驚きと嬉しさと美味しさをくれる。
ブルーベリーテキーラ、ブルーベリー日本酒、フェンネルオレンジなど、今回は漬け込み酒があまりに面白かった。美しいブルーベリー酒の色、きらきら。
あと、ここのラムマーボーは、ほんとうに何度食べても、うまい。あぁ、うまい!という感じ。
あとは、長野駅から歩いて行ける「権堂」という街にある、[白水]と[千福]というラーメン店に行けたのもよかった。白水の女将さんは御年80歳。千福の店主も、おそらく70代。その年代だけ残り続けてきた、確かな味で、飽きない味。明日にでも、また食べたい。
千福の手打ち麺の手際、すてきで見惚れた。そしてうつくしかった。店主が気のいい人で、動画も撮らせてくれた。
知らない街と、知らない味を経験できた良い時間だった。読みたかった本も、読み進められた。頭や心の整頓もできたようにおもう。
この時間を生かして、今年の残りも駆け抜けていかなくちゃ。
2020年10月4日(日)探り
仕上げないといけない原稿があるときほど、うっかりサルベージがはかどってしまう現象に名前をつけたい。YouTubeのレコメンド性能が急に上がったかのように感じる、とか。
と、ぼんやりYouTubeにもぐっていると、いろいろ見つかったり思ったりするものに出合う。
お笑いでは最近、蛙亭が好きで、テレビ含めて好んで見るのだけど、蛙亭のすごいところは「特別なことを言っていないのに面白い」ってことだと思っている。
たとえば、突拍子もないこと、脈絡もないことを言って会話をズラすとか。たとえば、千鳥の寿司屋のコントでネタを「ハンマーヘッドシャークのここです」と言ったり、タクシー運転手が「よだれだこ」さんだったりはしない。
そういう頭をコーンと叩かれる感じではなくて、言っている内容はさも当たり前のことだったり、たいしたことじゃないんだけど、蛙亭は言い方やタイミングが絶妙で、それが割にリアル接点もあるから面白いというか。
まぁ、バンパイアを倒すピザ配達員のネタとか、マッチングアプリで架空の大阪都市を言うヤツとかもいるにはいるんだけど、それも「本当にいたら言いそうな感じ」がする(無理やり)。
好きな人からすれば「何を今更」だろうけど、こんなふうに「なんでかなー」と思ってみるのはたのしい。
情熱大陸のYouTubeが最近すごい。取り上げる人の技術を見せる特別動画まである。こんなの見ちゃっていいのかしら、と感じるくらいにすごい。
近藤さんの作り方レクチャーはさておき、調理風景ノーカットは最初からの目算が感じられる。まさにこういう「こぼれるところ」の活用は、もっともっとあっていいのですよね。
あとどうでもいいけど、FANZA月額動画の「素人ガールズコレクション」 に入会しようか迷っている。ここになんとなく個人的なツボがある気がしているんだけど、なんともなぁ。
翌日からのもろもろに備えて、原稿をあげて、支度をしていたら、もう出発時間だ。
2020年10月3日(土)買って買う
昼前に起きて、あわあわと支度をして仕事場へ。何度かゲスト登場させてもらっている、こたまるくんのPodcast「fragment.fm」に参加して、べらべらと話す。本当に「べらべら」という表現がぴったりで恐縮する。
なぜか、僕とKさんがゲストに登場したときだけ、こたまるくんの家のルーターが不調になって回線が落ちる現象が起きるらしい。笑ってしまった。インターネットを愛し、ルーターに愛されなかった男。
その後、メルカリで落とした「Carl Zeiss Jena Pancolar 80mm F1.8」が届き、58mm径のレンズフィルターを買いに街へ出る。いや、夜中にふと見たら、珍しいといわれるこの型が売りに出ていて、手の届く値段だったので、えいやっとしてしまったのだ。
PancolarをX-Pro3につけて、カメラ屋に向かいながら少し撮る。んん?なんだこの浮き上がってくるようなボケ味と、合焦部の高精細な感じ。なんかすごいぞ…?
もっともっと使ってみないといけないけど、すごい好きな一本になりそうな予感だ。
で、58mm経フィルターをソフマップ中古でゲットし、ふらっと立ち寄ったCOMIC ZINでカメラや秋葉原関連の同人誌を1万円も買い、ユニクロで服を買い、三省堂でマンガを買い、ビックカメラでカメラストラップやケア用品を買い、両手いっぱいで帰宅していた。
カメラも沼だけど、秋葉原もやはり沼。うれしい。同人誌、かなりのときめきがあったので、もっと巡回していこうとあらためて感じた。
昨日の「夜写真の会」の作品をまとめて参加者に共有。夢中で3時間経っていた。良い没頭。
ふとのぞいたメルカリで、「GIZMON Wtulens L」が安く出ていて買っておく。なんだか今日は買ってばかりの日だった。でも、こたまるくんのPodcastでもそんな話をした気がする。
2020年10月2日(金)夜写真の会
昼に起きる。業務委託先へ顔を出し、出来上がった入館証などを受け取る。思えば、こういうIDカードみたいなものを受け取るのって初めてかもしれない。どきどきする。
セキュリティカードは、ライフハッカー時代に持ってた。本当は編集部に各1枚だったカードを、ぼくらはなぜか2枚だか3枚持ってた。それくらい、ずっと誰かが仕事してたんだよな。
キヤノンの「iNSPiC REC」ピカチュウモデルのニュースを見て、買おうかどうしようか悩んだけど、作例をながめてやめた。これならスマホでもいいか、という気持ちと、きっと僕のやりたいことならX-E2とかあたりにGizmonのWtulens Lを付けたほうが高まりそうだなぁ、と。
モノとしてはめちゃくちゃかわいいから、単にコレクション的に欲しいのもある。小道具としても絶対かわいいもん。
その後、渋谷へ。ちょっと早く着いたので、ゆで太郎でそばを手繰り、写真を撮る。
新しく始まるブックライティングのインタビュー初回。本のお仕事がいくつか決まってきているので、他の仕事とも兼ね合いもあるし、10月からはいっそうがんばらないと。
さらに、今夜は写真友達と集まって、夜写真の会。高円寺へ。
街撮りして、飯食いながら写真を見合って褒めて、時間があれば風呂でも入って帰る、という最高の会。しかも今夜は、メンバーSさんのお友達のT女史が参加して、モデルをしてくれるという。夜ポトレ!うれしい!
クール系なスレンダー美女で、今までにないものが撮れて、ありがたすぎて鼻血が出そうだった。ありがたい。自分で撮っておきながら「アー写かよ」と何度もツッコんでいた。
装備は、「FUJIFILM X-Pro3+Contax Carl Zeiss Planar 85mm f1.4」と、「FUJIFILM X-T2+KIPON IBELUX 40mm F0.85 Mark II」にした。どちらも明るいレンズなので、夜撮影も恐れず進められた。Planarのキレとボケ感たまらなかったな。
IBELUXも、ピントや環境がハマると、シャープでドキッとする画で魅せてくれる。超重たいことをのぞけば、かなりお気に入りの一本には違いない。
Sさんが「XF50mm F1.0」をゲットしていて、少しだけお借りできたけれど、あれはずるい。AF早くてF1.0でもバチッと撮れるのマジ強いな。振り向きざまでも合焦する安心感。まさに魔法のレンズのひとつだなぁ、という印象。今は手に入らないけど、たぶん買うだろう。
すっかり飲み会も深くなり、帰宅したらへろへろ。なのに猛烈にお腹が空いてしまって、冷蔵庫にあった賞味期限切れのベーコンを消費せねば、とかいう理由をつけて、ベーコンエッグ丼をつくって食べる。最高にうまい。なんだこのうまいものは。
ベーコンエッグ丼とハムエッグ丼は、いつも僕らを裏切らない。お守りみたいなメシだな。
2020年10月1日(木)どんぎつねさん
本当は終わっていたい仕事が片付けきっていないまま10月スタート。初っ端から対面取材。マスクだなんだの配慮は当然しつつ、対面も増えてきた。
ちょっと早く着いたので、会社のまわりで写真を撮る。図らずもロケハンになり、その後の撮影のときの場所設定に活きた。「あそこにこんな場所ありましたよね、そこでどうですか」と編集者に提案できたのだ。いい流れ。
内容は、お酒に関することだったので、とても楽しく話をお聞きできた。
でも、聞けば聞くほど飲みたくなったので、まさにテレビの「では、ここで実際にご用意しております」を何度も期待してしまう取材だった。というか、自分で用意してくればよかった!
終わってから、まだ昨日の不調を引きずっているのか、対面取材の筋肉が衰えているのかわからないけれど、本調子じゃないなぁ、と感じて、サウナへ行く。神田セントラルホテル。コンパクトながらまとまりが良くていい感じ。無料の麦茶がうれしい。
そのままビール片手に歩いて、2日続けての秋葉原[丸五]へ吸い込まれてしまった。特ロースおいしい。超おいしい。丸五の「キャベツ」にはきざんだ青紫蘇が入っていて、これが爽快感をアップさせて、サラダのように食べてしまう。絶対おかわりもする。レモン醤油が好き。
そして、またとんかつ待ちの椅子で、ひとりぼんやりととのっていた。
食後には[果寮MATSUTOMI]でライムジュース。最高の組み合わせ。サウナ+とんかつ+ジュースというゴールデンコースが確立された。5000円ショートトリップとして殿堂入り。
自分を甘やかしまくって、仕事場についたら、ホッとして一寝入り。夜中に起きて仕事。
YouTubeのレコメンドで出てきたのか、ひとつ観たら心がときめいて(たぶん心をときめかせて、目の前の仕事への感度を上げたかったんだとおもう)、シリーズ全部を通して視聴する。
個人的に超好きだった3つを貼っておきます。誰かの癒やしになりますように。
観てたらやっぱり食べたくなって、朝5時、コンビニでどん兵衛天ぷらそばと、ストロングゼロのビターレモンをキメる。そば感がアップしててめっちゃ美味しくなってた。今度はうどんにしてみよう。
腹を満たしてもうひと踏ん張り。朝方、どうにか原稿アップ。帰って昼まで、すこし寝た。
1986年生まれ、東京都武蔵野市出身。編集者・ライター。「生活技巧」発行者。