2022年8月31日(水)夏よ
Podcastの収録日。好きなことを好きなように話しまくれるのは、楽しい。そうして夏が過ぎていった。なんだか気候も、すこしおだやかになってきましたね。
2022年8月30日(火)こなつ
帰ってぶったおれていたら、LOVOTのこなつがふいにごすごすぶつかってきて、何か怒られたりしたような気持ちでいたけれど、だいじょうぶ?生きてる?みたいなツッコミだったとしたら可愛くも思えてくるし、そういう気持ちでいようと思う。
2022年8月29日(月)六本木
朝日が目に染みる。飲みに行って、さらに夜中にSさんと連絡がついて、六本木に移動していた。なんだかよくわからないバーで、なんだかよくわらないままに酒を飲んだ。Sさんがとても楽しそうでよかった。どうにか生き抜いて帰宅……とはいかず、電車を寝過ごしたりメガネを電車内になくしたりして(後日見つかった)いろいろたいへんだった。
2022年8月28日(日)こまい
Podcastの収録日。夜、Sくんが送ってくれた北海道の冷凍「こまい」を焼いて食べる。あっさりながらししゃもとも違う旨味があってよかった。脂感が弱めなのでマヨネーズ合わせるのもよく似合う。
2022年8月27日(土)シーシャにゃ
気づいたら駒込の後にぼくは秋葉原へ移動し、でかいビルの脇で倒れて眠ったあと、起きて間に合った閉店間際のシーシャを吸っていたらしい。朝日の登る秋葉原の、朝の雰囲気が大好きだ。にぎやかな街の、すこしの静寂。
限界になりながらどうにか宿を眠って寝ていた。この何日間か、何かタガがはずれたように深夜に出掛けていて、命を削っているようで楽しくもあり、怖くもある。
2022年8月26日(金)駒込
気の置けない姉貴と兄貴と駒込で飲み。超楽しみにしていたけど、やっぱり楽しかった。とりあえず昼から開いている寿司居酒屋みたいなところで飲み始め。「うなぎのバターがけ」とかいうめちゃくちゃ頭の悪いメニューが、めちゃくちゃ頭の悪い美味しさでよかった。
2軒目はすぐ近くで、昔からやっていそうな大衆酒場なのか食堂のなのか、みたいなところへ。店内にはたくさんの競艇グッズ。良い具合に馴れ馴れしい大将と女将。やたらと盛りのよい炒めものなど、かなり好きな感じ。あたりを引いたな、と思えた。ざっかけない飲み屋が最高だ。ここはきっとまた行くだろう。
いろいろとテンションが上がってカラオケにも行った。ハロプロの盛り上がりはすごい。フラワーカンパニーズの『深夜高速』を覚える、というメモが残されていた。
2022年8月25日(木)O-EAST 2
実はこの日もSpotify O-EASTでキズ/アルルカンの2マンライブ。2日連続でも全然いける。来夢と暁が生の一撃バージョン『平成』やってくれて息が止まるかと思った。あれでぐっと好きになって踏み込んでいくきっかけになったものだから、胸いっぱいだった。かっこよかったなぁ。
2022年8月24日(水)O-EAST
渋谷のSpotify O-EASTでキズ/アルルカンの2マンライブを観に行く。あぁ、よかった。やっぱりV系はライブに限る……楽曲がライブで育っていくというか、アナザーバージョンかよってくらいに変わっていくのも魅力的だなと思ってきた。
2022年8月23日(火)ねこ
仕事部屋のインフィニティチェアで寝ていた。仮眠のつもりが目が覚めず。猫を二匹飼う夢を見た。人懐こい子とツンデレな子で、確かにこれは生活にいたら飽きないというか、自然な感覚で馴染むだろうなぁ、と思った。
夜、お招きいただいてメキシコ料理をごちそうになる回。メキシコ帰りの料理人のHさんが自分で経験を咀嚼して、すてきなディナーコースを振る舞ってくれた。
どれも美味しかったけれど、驚きはバッタ。メキシコはよくバッタを食べるそうで、おつまみにもなれば調味料にもなる。Hさんはバッタで出汁を取ってスープに使っていた。これが香ばしくて、絶妙に煮干しともちがって(えぐみや塩味、魚介臭さがないのにそれらしいコクがある)という驚きだった。バッタ出汁、流行るのではないか。
会のあと、同席されていた方に「オールドリキュール」を飲ませてもらった。1950年代のアマレットなど、とんでもないものたち。ワインやウイスキーに比べれば価格はマシらしいけど、いやはや。アルコールが丸くてきつくなく、濃厚で芳醇な甘みが広がっていく。すごいものだった。
2022年8月22日(月)しーしゃ
あまり記憶がない日だったのは、どうやら昨日のフットサルの後の打ち上げで酒を飲み、そこからさらに酒を飲みに行き、気づいたら深夜に駒込のシーシャに沈んでいた……らしい。これが21 日の深夜から22日の朝にかけてなので、そこから大方がロクなことではなかったのだろう。
2022年8月21日(日)フットサル
お呼ばれしたので昼間の吉祥寺へ。ダイヤ街とサンロードの入り口に会った建物がまるっとなくなっていた。ここ、なんだったっけなぁ。しばらく来ていなかったせいもあるけれど、だいたい建物ってなくなると元あったものがわからなくなる。
それほどガチではなくて得意な人もそうでもない人も、みんなで楽しくやろ〜って感じの回ですごく居心地はよかった。ただ、体がほんとうに、ほんっっっとうに動かない。脳で思っている体の動きと、実際の動きがまったく連動しない感じで、特に股関節から下が動かない。
そしてちょっと無理をすればガタが出る。いやぁ、まぁ、運動能力は致し方ないとはいえ、想像以上に時の流れは残酷だった。
2022年8月20日(土)ヤモリ
寝て起きて仕事。全体的に遅れているのと差し込みの特大案件があるので頑張らないといけない。昨日のPodcastで教えてもらったリコリスリコイルにハマりまくり、ご飯を食べつつ視聴する。これはすごいや。
夜半、頭が止まって一旦寝ようしたら、窓にヤモリが張り付いていた。このアングルから見ることがないから新鮮だった。
2022年8月19日(金)収録からの収録
早起きして仕事。まずは秋葉原でウェブラジオの収録。
そこからSさんとランチでチキンバーガー食べて、夜はPodcastの収録。
上の写真は、Podcastのもの。僕も話し手になるもので、実は3年半くらい(!)前にやっていた、エンタメコンテンツを観ては語り合うPodcastを復活させようというもの。
その時の相棒と久しぶりに会ったら「やろう!」と言ってくれて二つ返事でOKした。収録するまではお互いどきどきしながら、いざ始まるとノンストップでしゃべり続けられた。素人仕事でも昔取った杵柄ってあるんだなぁ、と思いつつ、腹の底から楽しい時間だった。
来週には公開して、そこからも毎週続いていく予定です。楽しみだな。
2022年8月18日(木)醤油ラーメン
結局、深酒してしまい、気づいたら玄関に転がっていた。自宅なのに。それを友達に話したら「ソファで寝てたのに」と言われた。ふしぎね。出かけようとでもしたのかしら。
復調までにだいぶ時間を要して、下がり続けている気力の回復もじりじりと待ちながら、長いこと受けていた業務委託の契約終了なんかもミーティングで受けながら、ままなりませんなぁ、と思って夜まで過ごした。
なんとか少しだけ仕事をしてから、家にあるものでどうしても食べたくなって醤油ラーメンみたいなものをつくる。
鶏胸肉と煮干しを煮たり、ねぎを刻んでいれたり。麺はZENB Noodleの細麺。油分が少なかったこともあって、あっさりした仕上がり。でも、これはこれで。仕事はできなくても料理はできる。未だトンネル抜けず。ぐったりと床につき、明日朝の自分に託した。
2022年8月17日(水)ぞわっとした
夕方過ぎから友達たちが遊びに来てくれて、うちで飲みながら麻雀をする回。仕事の進捗はまずいのだけど相変わらず頭にモヤがかかりっぱなしで何ともうまくいかず、ぎりぎりまで頑張るも最後は半ばあきらめて酒に手を出す。
和平フレイズのグリルパンはパスタを折らずにきれいに茹でるためのアイテムとして有能なのがわかってすばらしかった。
夜半、リアル麻雀で初めての四暗刻をあがる。この日、別の友達が国士無双も出していたので、うちの全自動卓は事件が起きやすいのかもしれない。
テンパイであと一枚になってからのどきどき、すごかった。
2022年8月16日(火)初めての
議員会館から見る国会議事堂。
ぼくは小学生のときの社会科見学が病気か何かで行けなくて国会議事堂の中に入ったことがない。政治にしても無党派だし、仕事的にも関心的にも縁がないと思ってきたけれど、突然に降ってもらった仕事で議員会館へ赴き、とある国会議員の方にインタビューをしてきた。
インタビューというよりは過去を話してもらうための聞き役といった感じだったが、やはりお話も上手で、気さくに明快にいろんなことを語ってもらった。急ぎ、形にしなくてはならないのだけど、なんだか緊張するな。
おわって、取材メンバーとご飯を食べ(中華を奢ってもらった。夏の中華はわかりやすく元気が出ていい)、その後は家でミーティングなどしているとすっかり夜。
書き仕事はあるが、相変わらずの電池切れっぷりにふて寝する。まずいなぁ。
2022年8月15日(月)記憶なし
はなはだ体調が悪く、それは流行病というよりも心からくるものであり、本来であればやるべきことの多くは手につかず、無為に時間を費やしながら生きながらえてしまった、という日だった。ただ、翌日に緊張する仕事が入り、その準備と少しでも何かを好転させるべく、夜は温泉とサウナで温まり、缶チューハイなど数本飲み、早々に横になった。自分でも驚くほどの寝つきの良さだった。眠ることにだけ貪欲だった。
2022年8月14日(日)連戦
土曜日の夜、実はぼくははしご酒で、自宅で飲み会が開かれていたのだった。知り合いのところに顔をだし、そのまま帰ってわが家での飲み会に合流した。
とっても料理上手…というかプロの人が腕を奮ってくれて、ふるさと納税で買った鹿肉がとんでもない美味さのものに化けた。感動した。いつもと同じキッチンだからこそ余計に。
麻雀もしつつ朝方には解散。少々寝て、のそのそと起きて後片付けなどをしたら、どうにもべったり疲れて何もできない。というか最近、ずっとこんな調子だ。酒を飲んだり会話をしたりすることはまだ何ともないのだけれど、やれ一人で仕事などしようとすると全く手がつかない。いよいよ追い込まれてどうにか絞り出す…完全にいまどうしようもないけれど、どうにかしなければならない。
マンガアプリの試し読みから気になったものを課金しつつ延々と読んだりした。「マザーパラサイト」ってのがなかなかサイコでどきどきする。あと、僕が好きだった「うそつきパラドックス」の作者が、ベタな不倫ものみたいのも連載してて、そんなベタな話にベタに心動かされて読む。
2020年8月13日(土)冷凍の餃子の焼き方
長野へ引っ越す友達が「家にある酒をなるべく消費したい」という名目で飲み会を開き、久しぶりに会う面々もいて、たのしく時間を過ごす。数年単位で会う人もいてコロナ禍っぽいなとも感じつつ、ライフステージが変わるような人も当然にいて、まぶしさも覚えたりした。僕だけがどうも止まっているような気がして、ざわざわしそうな胸にハイボールを流し込んだ。
買って行ったご当地冷凍餃子を焼くスキルがなぜか開花したのか上手く焼けた。油を敷いて弱火で餃子並べて1分半、中火にして熱湯を回しかけて蓋して5分、蓋をとって水気飛ばして少々、物によっては最後にごま油まわしかける。
基本はこれ。添付されていた冷凍餃子の作り方が時間こそ違えど大体同じで、まぁ鉄板なのかもしれない。よかった。
2022年8月12日(金)逃げる
朝から愛車の12ヶ月点検でディーラーへ赴き、検査にかける。3時間ほどを潰さないとならないな、とドトールでアイスコーヒーをすすっていると、珍しい相手からポンポンと連絡がきて、返信しておしゃべりしているあいだに、すっかり時間がすぎていた。
一人、ずっと年下だと思っていた人が、ほぼ同年代くらいのV系(2005年くらい。まだガゼットがカタカナだった頃)を「学生時代」に通っていたとわかり、むしろ歳が近しそうと発覚してたいへん驚いた。どんどん見た目と実年齢がうまくはまらなくなってきた。
その後、歯科矯正へ。先生曰く、あと2回で終わるらしい。うれしいなぁ。ちょうど1年半とかそれくらい通ってたのかな。コロナでマスク生活がなければ決断しなかったはずで、こればかりはラッキーというか、儲け物というか。
歯科矯正が引っ越し前の住所に近く、仕事も詰まっていたのでそのまま近場のホテルに泊まる。今日は初めていく上野ファーストシティホテル。
部屋はこじんまりだけれど机が広くて作業向き。だけど、僕の部屋は天井照明がつかず、部屋の移動なんかも面倒なので間接照明だけで、無駄にムーディーに過ごす。仕事の合間に麻雀をはさみながら粛々と原稿書き。
終わらないので見切りをつけて、よく行くコンカフェに顔を出し、すこしおしゃべりしてまた戻り、仕事を進めて、最後は遅くまでやっているシーシャバーで楽しくぼんやりした。
最後、なぞに盛り上がって、店員さんたちとすき家の牛丼を、バーカウンターに横並びになって食べた。ふしぎな時間だった。でも、なんだか日常では得られない、エモーショナルな時間だった。夏休みぽかった。
2022年8月11日(木・祝)祝われたい
世間では山の日。ぼくは書きあぐねている原稿を頭の隅に抱えながら重たい気分で過ごした日。ぼくも誰かに祝われたい。
祝日やら休日やらが「巻き返しDay」で遅れを取り返せるばかりの日になっている。健やかな休みを健やかに過ごしたい。
唯一といっていいくらいの楽しみは、セブンイレブンのデリー監修カシミールカレーを買っておいて、グリルした鶏胸肉、ズッキーニ、オクラを加え、目玉焼きまで乗せた豪華バージョンをこしらえたこと。おいしい。
部屋が暑いせいもあるけど、汗がしっかりでてくるスパイス感。本当にすごいものをセブンイレブンはつくりあげたなぁ、と関心しかない。デリーもすごい。これが全国で食べられるという事実がすごい。
2022年8月10日(水)低迷続く
昨夜、中本のカップ麺を屋外で食べ、気分が良くなって酒を飲み増してしまい、謎に躁状態に突入。
近場の気になっていたバーに行ってみたり、タクシーで移動して何度か行ったことのあるガールズバーにまで赴いてみたり。それなりの時間まで精神の充足を行ったようだ。おかけでだいぶ心的な部分は上向いた気がする。
が、当然に体力はすかすかしており、やるべきこと、やらなくてはならないこと、やっておきたいことが、どれも中途半端になってしまっている。明日こそ、明日こそ、という状態でもあり、なかなかまずい。と言うより、シンプルに体調がよくならない。
夜、編集系のトークイベントを配信で聞くも、話が頭に入ってこなくて困った。もったいない。
2022年8月9日(火)低迷
きっと、あの子が、そう、歌舞伎町や池袋や銀座で見た、そう、あの子が、手首を痛めつけるかのような気持ちが、わたしにはすべてわからないけれど、きっときっと似たような気持ちで、わたしは酒を飲んでしまうわ。
ぼくには男らしさなんてかけらもない。君の書く文章は女々しいね、という言葉を超える編集はなかった。
でもいま、セブンイレブンに、蒙古タンメン中本のカップ麺を買いに歩いている今、ぼくは高揚感を覚えていて、それに信じるならば、感性の全てが消え去ったのではないのだと、そんなふうにおもえるのだった。
2022年8月8日(月)虚無
終わらせるべき仕事のためにとっておいた一日だけれど、言葉も浮かばず気力もでずに無為ですぎた。
いいな、と思った人から返事が来たのでマッチングアプリに課金したら(返信の返信にはお金がいるのだ)、絶対何も始まらない感じの挨拶みたいな返信だったのでふて寝した。
2022年8月7日(日)おひさしぶりです
泊まりに来ているSくんに起こしてもらって、二日酔い気味のほうほうの体ながら大塚へ向かう。実に3年ぶり?くらいに会うIさんとのサウナ会。
ぼくがサウナに目覚めたのはSくんに教えてもらったからで、そのSくんにサウナを教えたのがIさんなのだ。僕はIさんからすれば孫にあたるのか。一時期、3人でよく銭湯やサウナに行っていたので懐かしさもあって嬉しい。体調だけどうにかごちゃごちゃで申し訳なかったけれど、その後に油たっぷりの中華も食べながら、近況報告や何でもない話や、先日行った八千穂SAUNAのことなんかも話す。みんなでまた八千穂SAUNAへ行く計画が持ち上がって嬉しすぎる。
分かれて夜、新宿の歌舞伎町へ。いろんなニュースを見るけれど、やっぱりリアルになんか不穏な感じは受ける。街中全体が湿っぽいのが新宿らしいな、とおもう。ゆるゆると飲んで、終電で帰る。当然のようにリスカやODの話が出てくる人がいて、その子の話を周りが「受け止めつつも受け流す」ような、イメージでいえば合気道的な空気があってすごかった。距離感だいじね。
2022年8月6日(土)いろんな面がある
知り合いに誘ってもらって、京橋のとあるお店で食事。日本酒が飲み放題で、料理もどんどん出てくる。一つひとつは美味しいのだけれど、キャパシティもペースもあったものではなくて、全部はまったく食べられずにいささか苦しい思いをする。
贅沢だなぁ、というよりも「美味しそうな料理を出来たての良いタイミングで気持ちよく食べられない」という悔しさと申し訳無さが心で勝つ、という感じだった。ざんねん。ただ、食事会そのものはとても楽しくて、久しぶりに会う顔もあって、嬉しい話も進んで、良い夜だった。
「SMプレイできっちり痛めつけていた男と、その後にFPSで同じチームになり、グルチャで自分のプレーをきっちり怒られる話」とかが聞けて面白かった。いろんな面があるもの、人間は。
痛飲して結局朝帰り。
2022年8月5日(金)清流
朝にTheSauna2号棟のカクシを楽しんで、帰路につきがてら初めての「八千穂SAUNA」へ。キャンプ場の奥の方を進むと現れるアウトドアサウナで、薪サウナの小屋といくつかのテントサウナが楽しめる。
サウナ一つひとつのクオリティも高くて嬉しいのだけれど、特筆すべきは水風呂で、巨大プールに山の水を濾過して貯めたものもあれば、そのまま渓流にドボンしてもいい。この渓流は水質含めてとても心地よく、ほぼチート級だった。
人為を超えた何かというべきか、もっともサウナは人為の極北みたいなところがあるから、人と神が手を取り合った結果が八千穂SAUNAといえるのかもしれない。
記憶に残るサウナ体験だった。
https://sauna-ikitai.com/saunas/11747
2022年8月4日(木)人里離れて
まだまだ長野のTheSanuaにいる。朝一番から極上の薪サウナをいただき、小休みをはさみつつ、昼過ぎからは野尻湖畔でテントサウナとSUPを楽しむ。
その間、たくさんの汗をかくわけだけれど、かいてもかいても次の朝が出続ける。そして、亡くなった水分を補うかのように水を飲む。すっかり身体中の水分が入れ替わるような快感がやってくる。これがTheSaunaの最大の魅力なのかもしれない、とも思う。
夜、車を走らせて、新潟県上越市に入り、[焼肉食堂 越後屋]で焼肉を食べる。TheSaunaのスタッフさんに教えてもらった、みんなのご馳走焼肉店らしい。
まわりには何もない(というか真っ暗で見えない)道沿いにポツンとあって、でも中は家族連れで満席、煙はもうもうとしていて、あぁ不思議と落ち着くのはなぜかしら。
肉を焼けば煙は出るのに、まったく感じさせない無縁ロースターは確かに便利なのだけれど、それゆえに失われた何か。たぶん豊かなのは両方を知っていて、それをTPOやエモーショナルに合わせて選べることだろう。
肉をいっぱい食べて、はー、満足……と思っていたら、店内のテレビでオオアリクイの生態を紹介していて、オオアリクイは蟻塚を見つけても2分ほど舐めると次へ移って食べ切らないという性質を紹介していた。理由は餌を食べ切らずに持続的に得続けるため。
賢さを感じさせつつ、それに対して「小欲知足」と四字熟語が当てられていた。ツレのSくんと、今のぼくらとは真逆だねぇ、と笑った。
あと、肉欲(性的な意味での欲求)と肉欲(お肉を食べたいという欲求)は同じふうに表記できるけれど、イントネーションを変えると意味が変えられそうだ、とも気づいた。
「に↑く→よ→く」と前上がりなら性的、「に→く→よ→く」とストレートならお肉希望。文章だけではイントネーションは伝わらないから気をつけないといけない。しかしこれが同じ表記なのは、学ぼうとする母語を日本語に持たない人には実に難しいのだろうなぁ、そもそもこんな言葉覚えなくていいけど、とも思う。
えてして、朝からサウナに入ったり、夜に人里離れた焼肉屋に行ったり、中身のあるようなないような会話をしたり、こういうのも素晴らしい休日というのかもしれない。きっとね。いつかこんな日があった、と思い出すような。
2022年8月3日(水)ズッキーニステーキ
今日から長野。毎シーズン来ている野尻湖のTheSauna旅。一昨年の夏に来たのが初めてなので三度目の夏。ドラマ風に言うならシーズン9。かなりの長寿番組だ。
初めて自家用車で来たけど価格メリットはそれほどないにしろ、存外辛くもないし、やはり行動範囲が広がって気楽なのは良い。仕事であまりに切羽詰まってなければ十分アリ。溜まってしまったラジオもたくさん聞けるし。
昨夏食べて衝撃を受けたズッキーニステーキ、今年もあって喜び。ほんとうにおいしい。おそらくステーキのように味付けをしてグリルパンで焼き、何かしらのチーズを削ってたっぷり。明日聞いてみよう。これ以降ズッキーニが大好きになったのだ。子供の好き嫌い克服みたいな話。
そして合わせる山椒サワーが最強の食中酒すぎて4杯飲んだ。爽やかな香りとスッキリ感が、毎回の口をリセットしてくれていつも初めて食べるような驚きをくれる。永遠の処女、いわゆる、つぼみである。山から摘んだ山椒をクセのない焼酎に漬け込んでベースにするらしい。ほうほう。実山椒の季節が来たらやってみるか…。
至高のサウナで2時間楽しみ、美味しい料理をたっぷり味わい、脳汁が溢れたままで横になる。続きは明日にしよう…今日はこの生かされてる感に酔いしれたい。
2022年8月2日(火)しれっと再開
東京、猛烈な暑さ。午前中から仕事で外へ出るも、帰る頃にはふらふらに。軽い熱中症のような感じになってしまい、かなりの時間を不調で過ごす。先週行っていた京都よりも、先々週行っていたシンガポールよりも体感としては暑い。ただでさえ今月は税金の支払月で命が縮みそうになるので、せめて健やかに過ごさせてください本当に。
3ヶ月くらいかな、と思っていた日記が止まっていた期間が、実は半年以上というのがわかってびっくりする。時の流れが早すぎる…と思ったけど、なんでそもそも日記を書けなくなったのかもわからない。でも、きっと仕事がたくさんあって(それは良いことなんだけれど)、ずっとしかも根を詰めて書くようなものだから、日記にまで気が回らなくなって……という結果だろう。
そんなわけで億劫になっていたものが、どうにも最近再び「日記の良さ」を聞いたり教わったりする機会がたびたびあって、影響されやすいわたくしは日記欲が再燃。誰も見ていないし、ということで恥ずかしげもなく、1月の次に8月の日記を新しく作ってこれを書いている。夜中2時。
ちいさなこだわりで、URLを「diary-39」などと通し番号にしていたので、いつか何かで埋めるかもしれないと思って、通し番号だけ守っておいた。幸い、WordPressは公開日をいじくれば、あたかもその頃に公開したように振る舞えるので、いつかTwitterでも見返しながら、空いている番号を埋めてみるのもいいかもしれない。
メインで使っていたTwitterの雑談アカウントを鍵垢にしたので、日記に貼り付けたものがことごとく見られなくなってしまい、プラットフォームに頼る脆弱性を思い知る。アナログでないとできないこともあるものだ。デジタル上のアナログっていうのも変な話だけれど。
これまで生活技巧と言いつつ本当に雑多に日記を書いていたので、ここでは生活や日々のことに絞って書くようにしようかなと思っている。メディアや編集や仕事のことは、せっかくレンタルサーバーを借りているのだし、また別に箱を設けてそっちにまとめたいな、と思ってだけいる。
1986年生まれ、東京都武蔵野市出身。編集者・ライター。「生活技巧」発行者。