2024年3月の日記

日記

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2024年3月1日(金)

この日から札幌。とは言いつつ仕事が食い込んで午前中から午後にかけてはバタバタとした気持ち……。

道中で飲んだ、網走ビールの「ホップの煌めき」がすげー美味しかった。上富良野産ホップ&網走産大麦・小麦を使ったオール北海道ビール。ホップの香りと苦味は品よくバランスもよく、たおやかな旨みがじわっと続いて、すっきり切れる…一年に一度の限定醸造だそう。見かけたらぜひゲットおすすめ。

すすきののお店の件もあるけれど、甘い暴力の札幌公演も見に行く。しっかりまだまだ雪が降っている札幌でした。そして、ライブハウスは初めてのSPiCE SAPPORO。コンパクトな箱で、体感的に近いのは静岡のサナッシュかな。以前の静岡公演がよかったので、この日も期待大。

ライブはこの日もよかったけど、ツアー初日ということもあってか、新曲のタイミングや見せ方など、まだすこし硬さもあるかしら。でも、生で聞いた新曲『スウィート・ペイン・ロックンロール』はすばらしく良かった。新境地を感じさせる新曲ってこういうこと。

ついについに、お久しぶりに『死に方を教えて』が聞けたのも嬉しくて小躍り!あと空調が壊れたんかと思うくらい熱くてびっくりだったな会場。地方は地方の熱さがあるし空気の違いも勉強になる。物販で外に並ぶ時に雪が降っている極寒で、もっと死ぬかと思ったら、まさにサウナ後の外気浴のようで心地よかったのは笑ってしまった。

おばんざい居酒屋で打ち上げからの「寿司食べたい欲」にまかせて、回転寿司も閉店間際に滑り込んでラストオーダーまで駆け抜けた。


2024年3月2日(土)

札幌2日目。ホテルを出てすぐのところにあった、資生館小学校前[仙龍]という中華屋さんで、お昼に広東麺を食べに行く。これまでに食べたあんかけラーメンの中でもトップクラスに好きだった。具材たっぷりおいしい餡に、すっきりだけどあと引くスープ、かためのちぢれ麺が絡んでうまい…!

夜は2日連続のSPiCE SAPPOROで、甘い暴力の札幌公演2日目。本当によかった。俺的ベストアクト史に入るほど震えた。曲順もそうだけれど、甘い暴力の良い面がたくさん詰め込まれたようで、新曲もハマってさらなる広がりがある。

『どうせ死ぬ』終わりを予想してなかったけど最高すぎた。正直泣いた。どうせ死ぬから俺も頑張る、という気持ちにさせられた。「初日とEP以外は一曲も被せない」とMCでも言っていたけれど、そんなところにも甘暴の良さをしみじみ感じたなぁ。『毒ラマグラ』と『うるせえ黙れ』はフリも声出しも相まってストレス発散度高くて好き。

夜は狸小路近くの[山小屋]でジンギスカンを食べる。こちらも美味。エゾシカもおいしかった。さらに彼女のリクエストで初のシメパフェにも挑戦する。店内大人気。良いウイスキーをストレートで舐めながら、多種多様な味がする見た目も華やかなパフェが楽しい。確かに文化度のある遊びだな、という感じでこちらもすっかり気に入ってしまった。


2024年3月3日(日)

東京に帰る日。JR札幌駅構内の[BEER STAND SORACHI]でクリーミーなSORACHI 1984を飲む…やっぱり美味い…泡のなめらかさがすばらしくて、苦味のアタックがほどよく和らいで旨みが広がるような…新幹線延伸工事の関係で2024年の夏まで出店らしいから、北海道旅行の時には忘れずに行きたいスポット。また夏までに行くこともあろう。

ランチに新千歳空港の[函太郎]に行った。ここの「鮭のあら汁」は絶品。この世の汁の中でも相当上位に美味いと思う。寿司もイケる。いつか本拠地のほうへ行ってみたいな。「うにが食べたい」と言っていた彼女も、おいしいのが食べれて嬉しそうだった。

彼女が、羽田空港の着陸に近くなると、窓の外から夜景を見ていた。空から見る街の形。電気のおかげで人の存在を想像できる光景って、いいよね。なんて思っていたら「めっちゃ一生懸命ディズニー探してるんだけどむずい」って言ってた。無邪気でかわいい。


2024年3月4日(月)

朝から日本政策金融公庫の担当者と電話面談で緊張する。相手は「確認ですから」と言ったとしても面談には変わらないし、その裏には何かを推し量ろう、見定めよう、という意図は当然にずっと感じるわけだから、その言葉の一つひとつに神経が働いて、疲労する。とりあえずは、つつがなく終えた、はず。

取材の後で、幡ヶ谷の[観音湯]に初訪問。銭湯としてのベーシックな良さに加えて、サウナ室は8人は入れるボナサウナで、温度は高すぎないながらしっかり汗かける。水風呂も心地よく、露天風呂に2つの椅子あり。想像以上にしっかり入り込める。観音湯からの幡ヶ谷メシなんて最高だろうなぁ。幡ヶ谷の商店街は、すぐそばが新宿だなんて空気をぜんぜん感じさせない。住む街としての空気が濃い気がする。

風呂上がりの夕方が気持ちよくて、帰りに商店街の八百屋に寄る。見事におおぶりなパセリや、いきいきとした野菜がお値打ちで買えてうれしい。


2024年3月5日(火)

昨日電話面談したばかりだが、無事に融資が通ったらしい。融資サポートサービスのSolaboの担当者さんも伝えると「こんなにスムーズとは」とのこと。よかったよかった。

昨日、幡ヶ谷で買ったパセリで、鶏ひき肉とあわせて、昼にパセリカレーつくる。水を赤ワインにしたり、鶏引く肉にしたりとアレンジ。うまくできた。『鶏ひき肉×クノール ビーフコンソメ』で脂質控えめにしつつコクアップするのハマってる。

夜にすこし気持ち的に余裕があったので、一気に2月分の日記を残す。メモやXをもとにふくらませるところはふくらませつつ。

買ったままになっていた吉行淳之介の『プレイボーイ紀行』読む。若かりし?吉行も寄稿している共著本。タイ・バンコクの昔話を寄せていた。当時の性風俗や空気感の違いが文章からも伺い知れて面白い。吉行の手にかかると、淫売的な行為の仔細がないからだとは思うんだけど、あまり色や匂いを感じ冴えずに、ある種の経験談みたいに淡々と読める気がする。

仕事に向き合うことができず、漫画『BLUE GIANT』最新刊も読む。すごい。面白さが更新されていく。

彼女に「誕生日なにしたい?」と言われて、どうにも何も思いつかない。それに寂しさもある。自分の気持ちを優先することなんてずいぶん忘れてきたし、サウナやお酒を選ぶのは心からの選択だけれど短絡的だとも思う。いつもやっているし。そうなると、興味関心のアンテナが衰えているようにも感じる。やりたいこと、と向き合うのも大事だ。

パッと思いついたのは、行きたいと思いつつ行けていない場所へ行く、たとえば長野県諏訪のリビルディングセンター・ジャパンとか。しかし、すこし調べても結構な距離がある。日帰りするのも惜しい。うーん。なんだろうなぁ。そもそも最近、何だかずっと調子が悪い。


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