2024年6月の日記

日記

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2024年6月1日(土)

帰京する前に早起きして、心斎橋[大阪サウナDESSE]で朝サウナ一発60分。アヴァント的なシングル水風呂にドボンからの17℃くらいの水風呂で冷冷浴できてニコニコ。9時閉店で、7時45分くらいに行ったら「8時半にはサウナを換気し始めてしまうけどよいですか」とのこと。うおー、ちょっと作戦変わってきちゃうけど、入れないよりは良いので、せかせかと楽しんでいった。2セットをじっくり。ただ、森のサウナ入りに損ねたのが惜しかった…。心斎橋筋を散歩しながら飲むスーパードライがうめぇ。

昼前には新幹線に乗り、そのまま渋谷へ。コインロッカーに荷物を預け、まずは渋谷[サウナ道場]でサウナ60分一本勝負を押忍してから、キズのライブを観に代々木競技場第二体育館へ。おー、グッズがTシャツとかきれいにソールドしている…!

そう、甘い暴力からキズ、しかも大阪から東京という、すばらしい日程が組めたのです(体力だけがアレ)。アリーナ席の前方エリアだったけれど、「1番」というはじっこの席で、僕からはドラムや背景液晶がまったく見えずな位置関係で、それは残念…。でも今日のライブをまた目にして、キズのライブは新規性は正直弱いけど(曲数がそれほど増えないから)、サウンドは確かに強さ鋭さを増していて、知っているはずの曲なのに鳥肌がでたりした。『0』がすごかったな…。アンコールの『鬼』も圧巻だった。

そして、来年1月6日に日本武道館、発表!!!!

2021年くらいから見てきたバンドで、着実に箱が大きくなっていくのも、あるいは「男限定」で小箱も体験してきたのもあってか、感慨深いものがある。コロナのときにやった渋谷サイクロンの男限定、今さら思い返しても激アツだったな。でも、代々木もソールドで客席も埋まっていて、それだけ強弱あれど心を掴んでいるんだ、ということが嬉しい。かっこいいもんな!って共有できるような気持ちというか。

キズがなければ、V系をまた聞き始めることも、甘い暴力も、ΛrlequiΩも、出会えてない。チケット、当たりますように。


2024年6月2日(日)

家の庭いじりをしてから、庭のいろいろが気になってきて、朝起きて元気があったので散歩がてらホームセンターへ行き、しゃべるやじょうろを買った。これで植物への水やりが簡単になる。庭に雑草だらけのエリアがあったので、草を刈ったりスコップで掘ったりして、なんとなく「空いている地面」と呼べそうなくらいまでは整えてみた。

雑草を漉き込んでも堆肥化するという話を目にしたので、大きめの雑草は除くことにして、混ぜっ返して土地に返した。野菜の苗でも植えてみようかな。と思っていたら、午後から雨がざーっと降ってきた。あぶない、よかった。さっきじょうろで水をあげてしまった植物が、水が多すぎたりしないかと不安になったけれど、そもそも自然降雨をあてにした位置に植えている植物もあるし、じょうろごときの水が雨に勝てるわけないのだ。心配するだけ無駄だな、と開き直って、野菜の苗はまた明日、晴れていたらにしようと決める。

雨のせいか、どうも気持ちが浮かないが、ぽやぽやと夕方くらいから作業を。思い立って、溜まりに溜まったこの日記を整えることができた。うれしい。懸念材料というか、頭の片隅にあった荷物をようやくおろせた感じ。だったら日記なんてやらなければいいのに、と自分でも思うが、まだまだ日記に何かを期待しているのだ。


2024年6月3日(月)

咽頭痛がぶり返し、体調が悪くなる。体温計や喉用のスプレーがどこにあるのかわからない。彼女も使っていて、使いっぱなしで戻されてないからだろう。ひどく色々なことに攻撃的でイライラする。イライラしていることにイライラするような自家中毒がある。微熱が続いているのも気分が悪い。

1時過ぎに寝たが4時半に目覚める。体調は上向かず、でも仕事はあるので、あと2時間くらいまた目を閉じて考えよう…などとしていると、朝になっている。あぁ、つらい。

ようやく寝付けたと思った7時に緊急地震速報で起きる。なんだかんだ、「飛び起きる」という目標は果たせているので警報的には成功なんだろうけど、自分に関係ないエリアの場合は悩ましいが、本当に関係ないかどうかなんて知りようがないので一律お知らせするしかないよな。でも、それで日本にいることの連帯感が少しでも生まれるのかもしれない。

せっかくなので、そのまま目覚めて仕事をしたり、打ち合わせをしたり、庭の野蕗を刈ってアク抜きの下ごしらえをしたり、合間にホームセンターで野菜の苗を買って植えてみたりした。苗はプチトマトを2種とみょうが。無事に植えてホッとしていると、天候が急変して猛烈な雨に。植えたばかりの苗が心配だ…。こういう日常の雑事、というか趣味ごとが生き生きとできるのは、体が元気でさえいれば、仮に老齢になっても毎日やることがあってよさそうだ。今は仕事せねば。


2024年6月4日(火)

「3日中に出します」といった原稿が夜まで終わらず、しかしたまらない眠気を鎮めるために、ソファで仮眠を取る。2時間ほど寝て、4時から作業開始、どうにか7時半に納品して、ベッドにもぐった。頭が冴えているかと思いきや、彼女にくっついたら(彼女は心配になるくらいに体があったかい、もしかしたら熱があったのかもしれない)、びっくりするほど眠気が誘われてすぐに眠った。ホッとする、というのはこういうことだろう。

とはいえ9時半に起き、食事を取って、10時からオンライン取材。終えたら事務をこなし、13時からパーソナルヨガへ赴く。体調不良で運動もできておらずで、体がだいぶ固くなっていて、先生は今日はストレッチなどを多めにしてくれた。

宿題になっていた「カパラバディ呼吸法」だけは続けていたのだけど、先生ともう一度やったら、鼻から吸う量も出す息も、ぜんぜんもっと力強くて鋭かった。鼻呼吸をたくさんしていると体の内側がすっきりするような感じが確かにある。

腸腰筋を使うストレッチやトレーニングは、ほんのすこしやっただけでも痛みが走るほど。固いんだなぁ。先生に「ヘドバンで首が痛いんです」と相談しつつ動きを見せたら、先生が真似しながら「これ動き難しいですよ…えっ、みんなできるの…?」と(たぶん)ちょっと引いてた。バンギャ、筋肉を知り尽くすヨガインストラクターも驚く動きを自覚なくやっている。みんなそりゃ首だって痛くなるよね。

最新型のIN BODYという計測器で全身数値を計測してもらう。体重がしっかり増えていたのはわかっていたけれど、体脂肪率が増え、筋肉量も標準域と、「太った」という中身がどうもわかりやすい。体重はもちろんのこと、体脂肪率を減らしていくことを生活含めてやっていかねばならない。

体の不調を追い出そうと、勢いづいて、そのままサウナへ。[オールドルーキーサウナ 銀座中央通り店]に再訪問。あまみフェチならここは素晴らしい成果が得られるのでは…と勧められるくらいに全身くまなくあまみ爆発。ここの上段の熱さはなかなか出会えるものじゃない。アツアツキンキンだから、サクッと入るのにも向いてそう。

ダイエット…と思いつつ、遅めの昼食に、新橋[谷瀬家]で家系ラーメンを食べてしまう。チャーシューメン、ほうれん草増し。いつも行列だから「平日17時ならワンチャンあるのでは…?」と行ってみたら当たりだった。するっと入店。ずっと気になっていたのと、最近めっきり食べていなかったので、頭の片隅に「家系ラーメン」の文字がちらついていたので仕方ない。これぞ中毒性というものの一つであろう。

豚骨スープの濃さや旨みが前にバシッと出てくる感じでうまい。濃さはあるけど、もたれずに進めるのも良い。麺は「普通」にしたけど個人的には柔めに感じたので、次があれば「固め」オーダーにしたい。


2024年6月5日(水)

仕事の隙間に1時間10分ができたので近場のスーパー銭湯へ行ってみる。移動時間も支度時間も込みだから、浴場に居られるのはせいぜい45分くらいしかないのだけれど、それでもやっぱり湯につかってサウナに入ると、一気に体がほぐれる感じがした。時間が16時頃で、まだ日光も出ていて、風も爽やかで、外気浴もとてもよかった。

「なんだ1時間も入れないならやめておこうかな」と、ついつい頭ではなりがちだけれど、どう考えても30分でも浴場で過ごしたら心身がリフレッシュすることはわかっているのだから、生き生きとするためにも挟んでいきたい。「もっと入りたいな」の欲望は、サウナを3セットしたほうが気持ちいいとか、時間を忘れてぼんやりしてしまったとか、種類が異なる満足感なんだろう。

ベストばかりを考えると動きが重くなる。ベターで十分だし、なんならグッドだってごきげんだ。

でも、スーパー銭湯パワーが通じず、仕事の進捗はよくない。慣れない仕事を引き受けてしまって、ものすごいエネルギーを消耗する。こういうとき、もう無性に腹が減るし(夕飯を食べたのにお腹がぎゅーぎゅー鳴る)、酒を飲みたい欲望も高まり続ける。どうにかこうにかたたき台くらいの形にはなったので一息つく。


2024年6月6日(木)

4時45分に目が覚める。トイレに行きたい…というのもあるけど、咳が続く。用を済ませて横になっても断続的に咳が出て、眠ることもできない。最近、どうも体の疲れがあるな、と感じていたのは喉風邪のせいだと思ったけれど、実は寝ている間も咳をしていて、しっかり眠れていないせいなのでは、と至る。

渋谷へ、髪を染めて、切りに行く。気づいたらほぼ半年ぶりだったらしい。髪の具合が思ったより悪くないそうで、長さを活かして結ぶアレンジもできるくらいにして、暑くなったりしたら切るのもいいかも?って提案もらって受ける。切ったら戻せないのはその通りだし、それなりの長さでカラーしてた状態見たことないのでいいかもと。

美容師さんの「雰囲気出ますよね」という言葉に、「そうですねぇ」なんて答えたけれど、「雰囲気とは何か」にはぼんやりなったけど、悪いことではないのだろう。プラスにしたい。

髪を切ったら仕事休みだという彼女と食事をする予定だったけど、「18時に終わるよ」と言って予定通りだったのに彼女が来ない。「とりあえず帰った方がいい?」と聞くと(よく考えたらなんで帰るのかわかんないけど、渋谷でうろうろするくらいなら帰りたかったんだと思う)「そうしたほうがよい」といった感じで来たので帰る。

渋谷の東急百貨店がなくなっているのを横目に、とりあえず「本絞り」500ml缶を飲んだ。酒を飲んでいると気持ちが落ち着く。あとでわかったのは、彼女としては僕のカレンダーが19時まで予定を引いてあったからだった。なんというか〆切前の攻防みたいだ。

集まってから結局また街へ出た。けれど、今夜が店の当たりが引けた。人気のおいしい居酒屋と、初見のパスタ屋。どちらもおいしいものだらけですばらしかった。からすみのパスタ、という文字を見るだけでワインが進みそうだ。


2024年6月7日(金)

夜、新宿で会食。編集者と弁護士の方で、話題はころころとさまざまに面白かった。国内外を見ていて「日本は選択肢の無数さ、バリエーションの多さがすごい」という指摘が改めて言われるとハッとするところはある。特にエロ系の豊かさはピカイチらしい。ある意味では変な国ではあるけれど、このまま変なまま突き進んでほしい。二次会は文壇バーで。


2024年6月8日(土)

日曜日に彼女のご家族が家へ来てくださって、食事をする会を設けているので、そのための買い出しに行く。あれやこれやと考えながら買い物をするのは、難しいけれど楽しい。土曜日の昼間ということもあってスーパーはかなり賑やか。

すっかり庭いじりが楽しくなっている私は、肥料や、お買い得になっていた苗も買ったりする。帰宅して早々にスコップ片手に庭をほじくり、新参の茄子の苗を植える。それにしてもすくすく成長しているのを見るのは気持ちがいいな。

あと、スーパーで買ってきたピーマンの種を庭やプランターに撒いてみた。「追熟しないと生えない」「撒くだけでも発芽した」とか色々な話を見たので、まあ、とりあえずと思ってバラっと。あと水を入れた容器にも入れて発芽を促す方法があるらしくて実施。無料だし出たらラッキーくらいに。


2024年6月9日(日)

昨夜、寝ようとすると咳が止まらなくなる。ベッドの周りでなにか起きているのか…アレルギー反応のようになってしまう。しばらく別室で大人しくしていると咳は治まっていき、寝落ちるように仕事部屋の床で毛布を敷いて眠った。

目覚めると、どうも体調が良くない。起きているのにぼんやりしているような感じで、体の疲れも感じる。まいったなぁ。とはいえ仕事が実はもりもりで大変まずいので、朝6時に起きて、彼女のご家族との昼食会を前にできることをする。

まだまだぼんやりとしながら食事の支度をしていると米の分量を間違えた。1合150gで5合はかるところを、水と同じく180gで5合分とってしまった。要は6合なのである。うちの炊飯器ではまかなえないので、急遽、ル・クルーゼで炊飯してみたけど、うまくいってよかった…。

昼食会は(たぶん)つつがなく終わった……と思う。

終わってからは彼女が精力的に動いてくれて、ベッド周りのアレルギー疑惑を解消すべく掃除をしてくれたり(結構なことになっていた模様)、コインランドリーにふたりで布団を洗濯しに行ったりしながら過ごす。おかげで夜は、無事にベッドで気持ちよく眠ることができた。掃除、だいじ。


2024年6月10日(月)

早寝したので起きたらまだ5時半くらい。彼女も起きた。うだうだとしながら、そういえば仕事がいろいろあるんだ、と思って意を決して起きる。

台所にいくと、たまねぎからずいぶんと芽が出たものを発見してしまう。上の部分だけ切って(たまねぎの作りからすれば丸ごといくべきだったんだろうけど)、庭の土に植えてみる。スペアミントもだいぶ育っていて、なんだか鉢を超えて枝がブランとなっているので、見てみたら、どうやら葉が大きくなって重さに耐えられなくなっているみたいだ。すごい成長力。割り箸と輪ゴムで急ごしらえの支柱を添えてみる。そろそろ一度、葉を摘んでみましょうかね。終日、在宅で仕事。


2024年6月11日(火)

快晴。日当たりが良い庭を見ると植物たちに水やりがしたくなって、目覚めが良い気がする。トマトの水やりは午前中に、という教えを目にしたのもあるかもしれない。オンライン取材前に、せかせかと水やり。ジョウロから水が葉に当たる爽やかな音、潤っていく土を見ると、ほのかな充足感がある。すくすく育てよー。

終日、在宅で仕事。仕事から帰ってきた彼女と、最近とても楽しみにしているAbemaの『恋のハイエナ』を観て盛り上がる。山本裕典ホストになる、おもしろすぎる。リアル少年スポ根マンガなんだよな。

夜は気になって、ずっと指導役の軍神が出ているエルコレのYouTubeを観ていた。学び。

そういえばスペアミントを摘んで、飲んでいたお酒に浮かべたり、お湯を注いでハーブティーにしたら、とってもおいしい。すーっとする。こりゃあええもんじゃ。


2024年6月12日(水)

10時からだと思っていた打ち合わせが、11時半からだった。夏日になりそう、と予感できるくらいの快晴。浮いた時間で、水やりや庭いじりをする。庭の一部分を開墾。雑草を抜いて元肥を施して、ここにはパクチーかニラを植えてみたいと思っている。

昼ごはんをすこし食べ過ぎたので眠くなりそうで怖かったので、散歩がてら100円ショップやホームセンターで園芸用品など見る。シシトウと鷹の爪の苗があって、値段も手頃で、すでに実を付けているくらい元気そうなのを買ってみた。夏野菜を植えると夏がすこし楽しみになれそう。

あとは、終日、在宅で仕事。打ち合わせをいくつかはさみながら、納品ラッシュを倒していく。深夜、彼女とお酒を飲んだ。シュワシュワしたお酒がいいね〜、なんて、スパークリング白ワイン。なんだかもうちょっと飲みたくなって、コンビニで調達して、スパークリングの赤ワインも。夜中の道を、コンビニへ向かいながら、何気ない会話をすることの嬉しさよ。


2024年6月13日(木)

長年使っていたキッチンスケールがだめになってしまった。スイッチを押しても反応がない。このところ、あまり調子が良くなかったのもあって、とうとうどこか壊れたか…と諦める。ダイエット時代を支えてれた戦友みたいな存在だから、寂しさはある。ただの電子機器にも感情は宿る。

この日も在宅でずっと仕事。土曜日からのお出かけを少しでも心置きなく楽しむために頑張っている。でも、今日はどうも調子が出ずに(文章がぜんぜんうまく頭と手がつながらない時がある…)かなり苦戦してしまう。体もばきばきだ。

彼女が気遣ってお風呂をためてくれたりする。「仕事の進みがよくなくてちょっとバッド入っちゃってるからごめん」と伝えておいてよかった。悪いときは悪いことを言わないとわからないよね。休みやすみ納品を一つしたり、お風呂に入ったりしながら、深夜に就寝。


2024年6月14日(金)

朝から原稿やらないとだったのに、完全に寝坊して起きたら正午前!うえええ。でもおかげで心身は調子いいのでスパートかけよう。

とはいえ、めちゃ良い天気だったのでまずは庭の水やりから。水やりが毎日の楽しみになっている。

新しいキッチンスケールが届いた。ちょっと大きい。でも丸洗いできるし、色々機能が強化されているし、楽しい。新しいガジェットを買うと、まずは一旦気持ちが高揚するね。それにしても、ちょっと目盛りの進み方が遅い気がして、注ぎすぎたりしてしまう。なかなか難しいかも。

夜、栽培しているスペアミントをたっぷり使って、東山さんのミント水餃子をつくる。美味しい!

https://x.com/h_gashiyama/status/1800873412963033363

深夜、「ヒゲを永久脱毛してほしい」彼女と、「未来の可能性を思う」僕で、軽くファイトがある。

さらに仕事をしていても、明日からの休みのためにいろいろ頑張っているはずなのに、猛烈にしんどくなってきて、なんのために生きているのかわからんくなってきたほどだった。疲れた。とか愚痴りながら納品して寝る。


2024年6月15日〜17日(土)〜(月)

彼女の誕生日祝いを兼ねて、京都へ。2日目(16日)が誕生日本番なので、以前から行きたかったという三重県の鳥羽水族館へ。

ただ、朝から彼女の顔がアレルギーなのか何なのか腫れたり、かゆみがあったりと、トラブルが合って急遽出発時間を変えることに。前日につかった海外製の試供品化粧品がだめだったみたい。

いろいろ押し問答みたいになり(旅行の進行管理をする自分と、自身の窮状をわかってほしい彼女)、ただシンプルに可哀想だし、しんどいのは彼女なので、何にせよ単なる旅行なんだから最後はキャンセルだってすればいいんだしな、しんどいほうが優先だよな、と思って落ち着こうとする。

トラブルが起きたとき、一旦は落ち着きつつ、まずはなるべくすぐに原因特定のために動いて、すぐにできることを実行して、優先順位を上げて取り組む、ということが自分には身につきつつあるのかもしれない。昔はこうじゃなかった気もするので、仕事のなかで訓練されたスキルなのかもしれない。コンテンツ制作、特に記事広告みたいに外部とのやり取りが多いもののトラブル対応の経験から来るものかもしれない。

そう思うと、全員が持っているスタンスではないし、自分と違う人がいたとしてもそれはそれで仕方ないことなので、こちらが冷静さを欠いたり、判断を誤ったりすることをしないほうがいいだろう。まずは辛いほうに寄り添って、僕個人はひょうひょうとしているくらいでいい(はず)だ。生き死にと関係するほどの危険度でもないんだから。

昨日から今日にかけてのやり取りの掛け違いやうまくいかなさもあって、どうもいろいろ参って酒を飲み過ぎたこともあり、せっかくのディナーが険悪になってしまう。あぁ、つらい。いま思うと申し訳ないことしきりではあるけど、何かの不満が爆発することよりは積み重ねの結果なんだ、ということを、この日記を書きながら思うし、理由はちゃんとどこかにつながっている。

どうにか関係を取り戻すが、飲みすぎた上に、夜中にカップ麺も食べてしまい、朝方に逆流性食道炎のように痛み。コンビニで胃薬など飲んでなんとか。痛む胸に、眠る彼女の手のひらを当てると、すごくあったかくて眠れた。

2日目。お誕生日おめでとう。朝からは謝ったりもしつつ、前向きにちゃんと楽しむ。鳥羽水族館は、京都から三重って、なかなか遠くてびっくり。あと向かっている途中で、頭のなかで奈良の位置関係が完全に間違っていたことがわかって焦る。マナティ、ジュゴン、コアラ。いろんな珍しいものをたくさん見られた。

夕ご飯に入ったお店も最高だった。エビフライ人生ランキングが塗り変わったほど美味かった…というか頼むもの全部が美味だった…三重県鳥羽の[大阪屋]はめちゃくちゃいい…!エビフライ、開きでくるパターンあるんだ…食感はブリッジュワ。ラードで揚げてるそう。

ウルメイワシの酢物、トコブシの煮付けも素晴らしい酒が進む味だったけど、鳥羽畔蛸町産の岩がき!!!!!時期もギリギリだったみたいだけど、大きさ、厚さ、旨さが最上級!すごかったなー。記憶に残る岩がきだったね。そもそも牡蠣で3等分に切ってもらえててびっくり、噛み応えととろみのバランス!

3日目は京都観光で、嵐山に。渡月橋と桂川、いいなー。海外の人がたくさんいてオーバーツーリズムの片鱗をひしひし感じる。夕飯に入った京都の新京極[龍鳳]で、あんかけ祭りをうっかり開いちまったんだけど、どれもピカイチ美味しかった!

からしの効いた「からしそば」…カリジュワで感動の酢豚…焼いた香ばしさが良いアクセントの天津麺…また食べたいものばかり。今日はご飯が売り切れだったから次はメシ系もぜひいきたい。

人間、本当にきもいときは「も」まで声がいかない。「きーーー!」って声になってしまうよね、という話がなんでか面白くて、ローソン前でツボってしまったりしていた。

サモエドカフェに行って、たじたじになりながら、もふもふした触感を楽しんだりする。いや大きな犬は見るのはいいけど飼うのは無理だな、とパワーの塊を体感して思う。かわいかったけど。


2024年6月18日(火)

パーソナルヨガの日。今日からまた痩せることにしたので、トレーニングとしてしっかりめに。相変わらず姿勢一つで効き方が違いすぎる。お腹周りと腸腰筋トレーニングは宿題になった。久しぶりにちゃんとサプリなども補充しながらやるつもり。帰ってからも、久しぶりにiHerbなんかでポチポチといくつか。

打ち合わせや新規の相談がいくつか舞い込んで返信などをしていると、あっという間に夜。仕事の進みはそれなり。夜更けから豪雨という予定だったはずが、雨が止んで一安心。


2024年6月19日(水)

雨がやんでしっかり晴ればれ、よかった〜、と庭のヤングコーンを日向に当てて出しつつチェックしていると、ししとうの新しい実ができていたり、鷹の爪からにょきっと実がでてき始めたりして、生命〜!植物〜!とテンションがあがる。

ミントもまた生えてきているし、と思ったらミニトマトの苗が頭の重さに耐えられなかったのか倒れている!わー!支柱と茎を結ぶ位置が低すぎたんだ。折れてはいないから大丈夫そうかな……結ぶ位置を上のほうに直して様子を見る。

日中は夏のような暑さ。ウォーキングがてら買い物に出ると日差しが夏だ。

いつも寄らないスーパーに足を伸ばすと「まぐろのアラ」として売られていたものが、あまりに色がきれいで処理されており、血合いが見当たらないほど。これはそのまま食べられるのでは、と買って帰る。

お昼に早速出してみると、見事にアラのきれいな身だけ取ってあるかのようで、たしかに筋なんかは見えるが、個人的にはぜんぜん許容範囲。ぶつ切りにして、めかぶや大根おろしと和えて食べると美味い。僕はお得にマグロがたくさん食べられて嬉しいけれど、これは「アラ」なのだろうか。アラの定義が気になって調べるけれど、柵どりできない部分や、肉の良い部分を除いた頭や骨の周りなどの食べにくい部位などで、見ても「なんとなく」アラのようなものがふんわりと理解されている感じだ。

僕が今日買ったのもアラには違いないのだろうけど、カマの近くにある肉は「カマ肉」とか、鰤なら「ブリカマ」なんて親しまれるはずだけど、あれもアラといえばアラなのだろうか。アラの感覚に沼まりそうだけど、今日のところはとてもお得にマグロが食べられたのでよしとする。400グラムもあって298円だったもんな。2パック買ったので明日も食べよう。夜もヅケにして丼にした。

京都も嵐山で通りかかった園芸店でパクチーの種を買えたから、蒔こうと思って一晩水につけておく。こうすると硬い殻を破って芽が出てきやすいらしい。園芸店で培養土も買い足す。わくわく。


2024年6月20日(木)

朝、すこし寝坊。ウォーキングできず。謎土をふやかしてパクチーの種まきと、庭の水やりはできた。パクチー、一袋にたくさん入っていて全部発芽しないだろうけど、もしかして?があるからどきどきする。

夜半頃、酔った彼女が帰宅。散歩に出たいというので、そのまま歩いていけるところにある深夜営業のお店まで。あれこれ「そういえばほしかったんだよな」「これ前に見て気になってたわ」みたいなものを買えてよかった。

あんまり聞きたくない話を長い時間にわたって聞くことになり、仕事部屋の椅子に戻れたときには深いため息が出る。つかれた…。まだ3時前だけど〆切をやらなくちゃ。でもつかれた。少し寝てリフレッシュしたいけど、うまくいくかなぁ。悩む。


2024年6月21日(金)

仮眠、あえなく失敗。起きたら9時半。外は雨。庭に出てヤングコーンとパクチーの鉢を軒下にしまう。ヤングコーンは根本のあたりが膨らんできたような気がする。パクチーはまだ変化なし。ししとうは新しい実ができていた!葉が伸びたり実ができたり、という発見一つひとつが新鮮でおもしろい。

仮眠失敗したこともあって寝起きからせっせと仕事。それにしても、昨夜のことを思い出し、もちろん親交や友情はそれぞれにあって良いし、世の中にはいわゆる悪友のような人がいることもわかるのだけど、同じ人が登場する度にこちらの心身や生活や仕事に影響があれこれ出てしまうのでげんなりする。予定も狂う。

自分が誰かにとってそうなってはいないか、という点検は絶対にいつも意識しないといけないことだけれど。きっと自分もこうやって嫌われていたことがあるんだろうな、と振り返ってみると感じる。こんな気持ちだったのか。そりゃイヤだよなぁ。

とかなんとか浸っている時間もないくらいに〆切が切羽詰まっているのだった。やらねば。こういう静かな切迫感というか、実は猫の手も借りたい、時間が惜しい、みたいな状況をそろそろ脱したい。

深夜、彼女が帰宅すると、心のなかにもやもやしていることが大きくなったそうで、机に向かい合ってちゃんと話す。とつとつと言葉をやりとりするなかで、何か一つの別の視点を提示することができ、彼女のもやもやに違う出口を見出せたことは良かったと思う。嬉しくなって、もう寝ても良い時間だったけれど、今夜は飲みたいと思っておいたお酒をやっぱり飲んだ。5日ぶりにノムラムソーダはべらぼうに旨く、味わって飲んだ。テレビをつけることもなく、ただ話していたのもよかった。そこに二人がいれば、それだけでいい夜だった。


2024年6月22日(土)

仕事の合間にマンガなど読む。読む時間はちゃんと持たないとなぁ。『SHIORI EXPERIENCE』22巻、宮沢賢治の『よだかの星』を使った印象的な成長ストーリー、画面構成のダイナミックさは読むブルース、読むロックだね。あと、きのこヘアとかマッシュの男はやっぱクソなんだな、という。

届いた本で、久米勲さんの『黒衣の歳時記』の評論がとても良かった。吉行淳之介について論じたり振り返ったりする文章が含まれるから買ったのだけど、『焔の中』に見つけた発見から吉行淳之介の表現の特性に迫る部分は感銘を受けた。

私小説あるいは心境小説作家といわれる尾崎一雄。志賀直哉に師事し、『暢気眼鏡』で芥川賞を昭和十二年に受賞した。ぼくの大学の同級生にこの作家の末娘圭子さんがいる。たまたま、吉行さんの作品を読んでいたら、ぼくの名前が記されていて、懐かしくなったといって、令和二年の夏に電話をくれた。それから、時々電話で、小説や、作家たちや、尾崎一雄作品などについて話すことになった。その折りに彼女の言ったことが、今、ぼくのこの文章に、大きく関わってきた。文章に、というより、ここで書こうとしているぼくの思いにだ。

「「焔の中」で、家の焼けるのを見届け、煙の中を、そして火の粉の中を逃げていく時の吉行さんはどんなに熱かっただろうと、読んだときにいたたまれなくなってしまった」

というのだ。この言葉を聞いた時、これだ、と思った。状況だけを書くことの強さだ、それが、この読者の受けとり方になったのだ、と。熱い冷たい、暑い寒いは、書けば書くほど、その状態から離れていく、ということを、吉行さんはわかっていたということだ。

黒衣の歳時記 文藝編集者という生き方 | 久米勲

「熱い冷たい、暑い寒いは、書けば書くほど、その状態から離れていく」は膝を打つところがあり。こんなシンプルなルールというか発見であっても、頭をガーンとやられたような気持ちになるものですね。


2024年6月23日(日)

早朝、甘い暴力のライブを観に仙台へ旅立つ彼女を、ベッドから這い出して見送る(見送るというか僕は起きれていなかったので、彼女の「行ってきます」にずるずると応えただけ)。雨のせいか体が重く、ソファで二度寝。起きると彼女は仙台へ着く、間もなくの時間だった。彼女は寝不足だろうから体調がすこし心配だ。ライブでアドレナリン出た後に一気に来そう。夜ゆっくり休んでほしいな。

東京は雨が止んだので、さくさくとウォーキングへ。いつぞやの「マグロのアラ」を狙ってスーパーに立ち寄ると、あった!すこし容量は減ってそうだけど十分!今日は真鯛まであった。ほいほいとカゴへ放り込んで勇んで帰る。まぐろ、鯛、しらすの三色丼。うまー。

メリーを聴きながらウォーキングした。今夜はΛrlequiΩとの2マンライブに行く。メリーはたしか大学生の初めくらいに好きでよく聞いていた。結構な時を経て、ライブで見る日が来るなんて。曲はむしろ今の方が渋くカッコよく聞こえた。また雨が降ってきた。メリーには雨が似合うよね。

吉祥寺のクラブシータへ。そして、この日のライブが、すごーくよかった。ΛrlequiΩの『消えていくオレンジの空へ』はライブのほうが全員の全力っぷりが感じられて印象がもっといいな、とか。いや、それもあるけど、メリーだ。いやもう、メリーが、カッコよくて。ガラさんの歌声と身体表現のパワフルさがエグい。『さよなら雨』が好きだから聴けて嬉しいを通り越して涙が…。

全員が想像の100倍カッコよかった。23周年…すごすぎる。今、僕が好きなバンドたちも、こうして20周年を見せてくれなかったり、くれなかったりするんだろう。20年以上好きでいられる存在が、今日も舞台で輝かしい(まじでみんないくつなんだよ)って、とんでもない希望だよなぁ。


2024年6月24日(月)

仮眠失敗して、朝6時過ぎに目覚める。今日は日中、とても暑くなる予報もあったので、まずはウォーキングをこなしてしまうことに。朝のうちはまだやっぱり穏やか。これからの時期で運動を、と思ったら、朝か夕方以降にしないと危ないだろうな。帰りがけ、朝日が刺してきた。誤字ではなく、もう肌に熱さを感じるような「刺し」があった。日中、すこし日が高くなってから庭にでたら「やばいな」と感じた。

遅れてしまっている原稿もあって、モクモクと仕事。打ち合わせも。朝が早いとそのかわりに17時くらいにやっぱり眠くなる。すこしだけソファで寝落ちて、また19時以降からモクモク。彼女は今日、18時半くらいに仙台から帰ってくる予定で、「仕事場と友達にお土産を渡したら帰る、家で夕食をとる」といっていたけれど、20時すぎても一向に帰ってこずに連絡もなかったので、一報いれて先に食べることにした。もうちょっと細かく時間のことなんかを聞けばよかったなぁ(結局、顔なじみのお店で飲んで帰ってきたようだ)。

帰宅したほろ酔い彼女が勧める平沢進(P-MODEL)のライブ映像を流しながら、深夜に仕事場でしゃべる。ただ〆切の原稿をやりながらなので、話も音楽もしっかり向き合えたわけではなかったけれど(ごめん)、彼女があれこれと楽しそうに教えてくれたり、勧めてくれるのは嬉しいし面白い。『SOLID AIR』という曲が好きでした。あと舞台上にブラウン管を積んでライブしているのも、今見るとすごくかっこいい。それはブラウン管が今はもう回顧の対象であるせいもあるけど、この時代にやっていた、ということも含めてかっこいい。

仕事はまだあるのだが、朝も早かったせいか、眠くてたまらない。2時頃に戦略的撤退として眠る。


2024年6月25日(火)

6時半起床。朝、ウォーキング未満の散歩。radikoで『空気階段の踊り場』を聞いていたら、岡山の有名大学出の新聞配達麻雀大好きおじさんの話が面白くて道端で笑ってしまう。東京大学だか京都大学だか、とてもすばらしい学歴を持っているけれど、麻雀が好きすぎて仕事を最小限に収めて、毎日麻雀しているおじさん。楽しすぎて仕方ないという様子が、鈴木もぐらの語り口で伝わってくる。

こんなおじさんに「なろう」みたいな憧れを思わないではないが、このおじさんの一つの生き方には羨ましさはある。とはいえ仕事は仕事で、おじさんも現代ならもっとやりようがある気がするのだけど、この人が何年、何十年と同じことをしているのかわからない。朝早く仕事をして明るい時間は麻雀をして、という生活なのかな。ギャンブルをしているわけでもなし、ただ「楽しい」に生きる姿としてすごい。

庭の水やり、シャワー、プロテインで朝ご飯として、早速に昨日の仕事の続き。なかなか終わりきらず、外出時間になって出る。今日はパーソナルヨガの日。日曜日のメリーとΛrlequiΩのライブでまだ首が痛い。首周りのストレッチを教わり、さらにヘドバン対応のストレッチ法なども聞く。先生も乗り気で調べてみると言う。もしかしたら近いうちにバンギャ対応ストレッチが爆誕するかもしれない。体組成計で計測すると、ダイエットの効果が出ていて1.7kg減っていた。定期的に数字が目に見えること、最新機器で測れて正確性が高いであろうことなども含めてモチベーションになる。次の計測は2週間後の予定。楽しみにしていこう。

ヨガ後、取材のために移動。途中にあった「銀座湯」という銭湯に寄る。洗い場の他には、ジェットバスと仕切られた浴槽があるコンパクトなつくり。お湯はなかなかに熱い。途中で水をかぶったりしつつ、あたたまる。交感神経が刺激されたのか、スッキリしたおかげなのか、その後のインタビューがうまくいった。お相手の話上手も大きいけれど、自己評価というよりは終わってから周囲の関係者から褒められた感じ。相手の話が面白くて個人的な疑問もぶつけたりしたのがよかったのかな。いや、ヨガと風呂のおかげかも。何にせよ、面白かったのに原稿がいまいち、となると逆にまずいので、しっかり取り掛からねばという気持ち。

帰宅して、十割そばとカツオの刺し身で夕食。彼女からのとある連絡に、割と脊髄反射気味に良くない言葉を使ってしまい、すぐに襲われる自己嫌悪と共にストレスに蝕まれる。うーん、となりながら、とはいえ目の前の仕事が……と思っているが、うまくいかない。帰宅した彼女は歩いて帰るうちに何かさっぱりしていたのか、大丈夫そう。ホッとした一方で、やはりまた眠くてたまらない。

ソファに横になったら、すぐに寝落ちる。スムーズな就寝も、あるいは銭湯効果かもしれない。仕事が進まない段階で戦略的撤退をもっとして、懐かしいフレーズだけれど「寝・逃・げでリセット!」がもっとうまくできたほうがいいんだろうか。でも寝すぎるから心配なのだよな。


2024年6月26日(水)

ソファで寝落ちていると、彼女が「2時だよ」「3時だよ」と起こしてくれる。その都度、目が覚めるが起き上がられず、結局は彼女も眠った4時すぎに意識が戻り、いよいよまずいと起き上がって仕事場へ入る。今日の朝一までに仕上げないといけない原稿へ。ひたすら気持ちがつらかろうが、顔が死んでいようが眠かろうが、それを感じさせない原稿を作らなくてはならない。ダイエットのこともあって基本的には断酒節酒できているので、好きなお酒で切り替えや景気づけもできない。良い意味で感情に左右されない仕事をしないと、とは思うのだが、果たしてうまくいっているのか。

心身の疲労がどうも堪える。7月1日に、出張仕事の前乗りで名古屋へ行くが、ウェルビー栄に泊まって、SaunaLab NAGOYAも予約する、という超サウナ旅をぶち込んだので、とりあえずそこまで走りきって、ただモクモクと癒やされたい。そういえばヨガの先生が、サウナは汗と共にミネラルがでてしまいがちなのでしっかり補給するように、と言われたのだった。お水でもミネラル分が多いものを選ぶ。あとはマグネシウムのサプリも摂る。忘れないように持っていかないと。

朝イチ原稿はどうにか午前中に。すこしだけ打ち合わせまでの時間があったのでベッドで眠って、あとは打ち合わせやら新しい原稿に向かうやら。実はこれから取り掛かるものが難易度も含めて頭を使うものなので、ますます気が重い!あと体も重い!といろいろとお疲れが溜まってしまったので今夜は一旦、リフレッシュデーに充てる。スーパー銭湯1.5hからの缶ビール。ぬるめの夏っぽい空気が気持ちいい。糖質0でも、やっぱ酒のほうが単純に美味い…。

彼女が缶チューハイを飲んで帰宅。いろいろ彼女なりに思い悩んでいる様子。内容も知っているのだけど、ぼくはそれをどうにもしてあげられない類のものだなぁ、と思っているが、さらに思うところあって口にして不和を生んでしまった。デリケートな話題にも踏み込んで、いったいなんのためにこの精神力を削ってしまっているのだろう。

かつおの柵に塩を振って冷蔵庫で置いておき、簡易塩締めみたいにして刺し身で食べたり、彼女の仙台土産の「炙りホヤ」をつまんだりして、酒を飲む。うまい。ぜんぜん別件だが北海道のお店はお店で、なんだかいろいろ出てきてため息もつくし、うーん。なんだかな。諦めずに、でも自分なりに、ちゃんとしなくちゃならないなー。きっと。


2024年6月27日(木)

スマホのアラームで起きたが気絶してしまい、あやうく寝坊するかと思ったが出発20分前に起きれた。セーフ。せかせかと取材へ代官山。

クラフトビールにまつわる面白い話が聞けてよかった。今日も対談形(?)インタビューのことを褒めてもらえた。こうして立て続くと、何か感じざるをえない。今日はあえて意識的にやってみたけど、僕も楽しかったし、いいのかもしれない。もしかしたら今更だけど、できる時はこのやり方が僕にはあっているのかもしれない。調子に乗りすぎずやってみよう。

クラフトビールと食事が楽しめる場所だったので、せっかくなのでもう少しビールを飲んで帰る。うまいなぁ。個性があって、あれこれ思いながら飲めるクラフトビールは楽しい。みかんのビールおいしかった。

寝不足だったのせいもあって帰りの電車を寝過ごす。あのおきたときの「どちらへ向かっているのかわからない感覚」って毎回、この世とあの世の間みたいな奇妙さがある。散歩中に見つけた八百屋さんで、大葉の苗を買って帰り、家に帰って謎土に植える。

松野太紀さんの訃報。僕が小学6年生のときにハマって色々とそこから進路を変えていくことになった『まもって守護月天!』の、アニメよりも前にあったドラマCD(アニメ版とは声優がちがう)の主人公役が松野太紀さんだった。「マンガで読んでいたあのキャラがしゃべってる!うわぁ!」って驚きをいまでも覚えている。しっくりきたんだろうし、好きだった。結局、アニメよりもあのときのドラマCDキャストがしっくりきちゃってたんだろうなぁ。シャオリンだって岩男潤子さんの声が刷り込まれている。

心の落ち込みがひどく、気力がまったく出ない。お風呂に入ったり、散歩しながら氷結の限定白ぶどうスパークリングを飲んだりして、すこしだけ湧いてきたのを燃やしてみたが、どうにもならずに就寝する。寝る前にとつとつと彼女と大事めな話。


2024年6月28日(金)

スマホのアラームを止めてしまっていて、予定より3時間近く遅く起きる。ガバっと。めまいのようにくらっとするが、雨のせいか、重い体を起こして活動開始。とりあえず腸腰筋と腹筋トレーニングをすこしして、エアロバイクを22分漕ぐ。体がどうもついていなかない。すぐに疲れる。無理すると午後の活動に支障が出そうなのでやめておく。

雨なので心配になってパクチーの苗を軒下にしまおうとすると、発芽を見つけた!わ~~~~~!芽吹きってうれしい!種から小さな芽がでてきていて、ふやかしていたとはいえ、あの固い殻をぐぐっと開けて出てくるなんて。植物のすてきさを目の当たりにする。

夏になるにつれて太陽が厳しくなるけれど、植物たちが育つさまを見られるなら、苦しさもすこし許せる。暑いけどね。

打ち合わせ2つを経て、重ためのインタビュー原稿をせっせとつくる。てっぺん近くにどうにか納品。まだまだリアクションこわいけどまとまってよかった。いい感じだと思ってもらえたら嬉しいな。本当は今日まだやりたいことがあったけれど、さすがに疲労感もあるのでほどほどにしておく。

彼女が仕事の面接で「能力検査」を受けるというので、対策アプリで勉強している。SPIテストってあったなぁ。ぼくのときは謎の場所に受けに行った気がする。解いている問題を見せてもらうと、中学生や高校生でやったけれども完全に頭の片隅にぎりぎり消去されていなかったような既視感のある数列の解き方とかが出てくる。やってないと案外に難しい。結局、数式的に解ける云々よりも、それを通じてどうやって頭が使えるのか、正しくコミュニケーションがしやすいのか、みたいなことを見ているんだとは思うけれど…。

ひとつ興味深かったのは、野球を下敷きにした問題が出てきたときに(6回裏まで2点差が付いていたが、その後は見られず、後から友人に聞いた話から推察するにどちらのチームが勝ったでしょう的な問題だった)、彼女が「そもそも野球がよくわからない」とこぼしたことだった。つまり、6回裏までやったところで「あと何回あるのか」「裏ってなんなのか」みたいな観点が出てくる。確かにこれは難しいところだ。何を問うのか、という本題は推論なんだろうけど、野球がわからないせいで本質にもたどり着けない。前提条件の違いをしっかり織り込んでコミュニケーションできるかどうか、って問題にもかかってくるんだなと。

もっとも、問題を出すほうからすれば、例えば難関受験校みたいなところの試験問題で、一挙両得な問題も作れるんだと思った。直近のオリンピックで話題になったスポーツを取り上げて、そのルールを下敷きにした数学の問題をつくる。あるいは、歴史や地理に触れてみる。そのスポーツへの理解(世の中で話題になっていることに興味関心を働かせているのか的な観点)と、本題である数学や社会科への理解とをいっぺんにチェックできる問題になる。そう思うと問題制作者ってのも大変な仕事だし、解かないといけない子どもも大変だなぁ。

僕のような大人が何か言えるとすれば、どこで何の知識がつながるのかわからないので、世の中にある「興味ない」ことさえ一度はなんとなく触れておくメリットは少ないけれどもきっとある、ということだろうか。


2024年6月29日(土)

10時すぎに目覚める。ウォーキングを兼ねてスーパーのお得品めぐり。ピンとくるものには出会えなかったけれど、スーパーをふらつくのが趣味みたいに好きなのでシンプルに楽しい。お肉を買うならここだな〜、お魚はあそこがいいな〜、お惣菜おもしろいな〜、など思う。

ミニトマトの苗が延びまくってきたので、支柱にくくりつける箇所をもう一つ増やす。これどこまで行くんだろう。反面、ししとうや鷹の爪はあまり延びていない気がする。と思ったけど、植えたの12日で(日記の便利なところだ)まだ2週間ちょっと。根が張ってくれば栄養もとって、また変わってくるかもしれない。焦らず見てみよう。

穏やかの土曜日の昼下がりに酒も飲まずに生きているせいか、仕事の気力がわかず、ソファでだらだらと『住みにごり』の1巻無料を読み始めたら面白くて止まらなくなり、Kindleで買って既刊6巻まで一気読む。思惑が裏切られていくところの気持ちよさと、通底する全ての気持ち悪さがないまぜになって襲ってくる…。

しかも一旦の区切りである6巻までいってから、さらなる別の居心地の悪さがやってくる。隠れた狂気と善意と、どうしようもない人間っぽさ。根が深いようで底の浅さから来るがっかり感。良い感情ふりまわされタイムだった。

それにしても、どうも気力が足りない。心がかなり消耗している感じがする。今夜くらいはすこし酒を飲もうか…赤ワインがいいな…とか、飲酒しようと思ってたら彼女から体調不良でレスキュー要請きたので車で迎えに行く。

帰宅してから赤ワインをのもうとコンビニで買うが、帰り道で糖質ゼロのビールひと缶飲んだら、アルコールの分解を早めようと思って飲んだナイアシンのフラッシュがいつもよりはっきり出ていてつらく、なんだか飲む気も失せてしまってやめる。


2024年6月30日(日)

昼、出かける予定だったけど彼女の体調が悪くキャンセルに。それはまったく構わないので休んでもらって仕事を進める。夕方から出られそうになったとのことで出かける。吉祥寺へ。彼女が仕事の面接で着ていくオフィスカジュアルな服を買ったりする。でも、たとえば洋服の青木とかのメジャーブランドも、時流にあわせてがんばっているし、毎日着るならこっちがいいよな、みたいなふうにも思う。いまはいろんな選択肢があっていいな。あとみんな洗濯機で洗えるやつなのもいい。スーツも進化してる。今ならスーツ生活もそれほど苦がなくできるのかも。

夕飯は吉祥寺の[トニーズピザ]へ。最高だった。フレッシュトマトのピザ、こんな大振りカットで生地が負けないのすごすぎる…スペシャルミックスも、おつまみになる薄焼きゴルゴンゾーラも。ビールと、結局、ワインも飲んだ。

僕が「樹形図のトップみたいな味だ」と言ったら、彼女が重ねて残した名言がとても良かった。「知ってる全てのピザのひいおじいちゃん、ひいおばあちゃんみたいな存在」。そうなんだよな…!こっちのがいい表現だ!!


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