2020年1月の日記

日記

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2020年1月31日(金)さらば1月

今日で1月が終わりだなんて信じられないけど、僕が信じられなくても1月は終わる。

日記を振り返ってみると、総じて、なんだかあまり具合がよくなさそうな1ヶ月だったことがわかる。草加健康センターとかサウナしきじとかがなかったら、もっと大変だったかもしれない。

とにかく超ハードな正月の原稿仕事のダメージを追ったまま、その他にもいろいろ重なってしまっていて、ずるずると来ていて月末を迎えてしまって、ガス欠を起こしている感じだろう。明日の自分に期待しすぎた結果がカレンダーに溜まっている。いつになったら明日の自分に期待せずに済むようになるのか。生き方を変えない限りは無理だろう。

2月の頭にキープで押さえていた予定がめちゃくちゃバラしになってしまって、思いの外、ぽっかりと時間が空くかもしれない。幸いに仕事の売上的にはすでに1月末の取材分が結構たまっているので、あまりコンコンと詰めすぎずに、2月でどうにか切り替えていきたい気持ち。

「元気な自分」がどんなだったか、もうちょっと、忘れちゃったな。

午前中に遠隔ミーティング(寝坊寸前)、昼から撮影取材、夜は請求書を発行したり原稿仕事をしたり。いろいろ心身ギリギリだった割に、今月は売上が良くてうれしい。謎の超高単価案件が舞い込んだおかげ。やっぱり来月は、すこし自分を甘やかすくらいでいこうかな。


2020年1月30日(木)大義がないけど

誰かにとって学びになるようなことを少しでも残さないと、やっぱり読まれる場所に置く日記としては物足りなかろうと思うのだけど。もっと毎日発見に満ちるようにしないといけないし、それでいうと「文章が書きたいのに!」みたいな状況に自分を持っていくのも大事だろう。

朝から晩まで文章のことをやっているので(頭の中でも構想なり何なりで頭の片隅で考えている)、うまいことアウトプットにつながってない感じがする。あるいは、ちゃんと何かしらの大義を持って生きることがなければいけないとおもう。

で、なければ、語るべき言葉も事象も持ち合わせない。ただ目前の〆切に力を注ぐのみになってしまう。それはそれでありがたいのだけど、でも、ちょっとそういうのだけでもだめだろ、という感じもあって。

大義がないまま、勧められて、日本政策金融公庫だけでなく、銀行からのプロパー融資も申し込みをしてみることにした。そういえば、やっと信用金庫の口座ができたし、書類作らねば。いつか大義ができたとき、きっとこのまとまったお金が僕の力になってくれると信じている。

昼間に取材、夜はGO FIGHT CLUBの講義。提出した課題は、アイデアのとっかかりは褒めてもらえたものの、中身のところで弱かった。確かに指摘のとおりだ。


2020年1月29日(水)ねむりおれ

こんこんと眠ってしまったりしてぜんぜんだめ。

https://twitter.com/hasex_spa/status/1222332306976690176

ロケハンみたいに、風景写真を撮って回る夢を見た。映画かアニメの背景画に使うための撮影旅行みたいだった。『映像研に手を出すな!』の影響だろうか。旅に出たい願望かも。

夜は、毎月恒例のTさんと飲み。まだ引っ越したばかりのTさん宅にお邪魔して、新鮮な空気を吸いながら、刺し身のパックなどを美味しく食べて、わあわあ話す。気持ち回復するが、やはり夜はそのまま仕事できずに眠る。過眠だ。

予想通り、マッチングアプリでお茶した人からは音沙汰がない。

https://twitter.com/hasex_spa/status/1221997960218562560
https://twitter.com/hasex_spa/status/1222085291327905793

ポケモンのぬいぐるみが増えた。仕事場ではカビゴンとイーブイを、自宅ではラッキーを抱いている。寝床にもAmazonで買った犬の抱きまくらがあるので、割となんか抱いて生きてる。


2020年1月28日(火)限界

完全にガス欠モード。何もしたくない。しなければいけないことはあっても、とにかく眠くてたまらないし、昼間に取材を何とかこなして、どうにか。

ハイボール飲みてー、と思ってつい押して、そうそう、ブラックニッカのディープブレンド美味しいのよね。でも近場で売ってないんだよなぁ。

東出昌大さんの不倫問題は、なんだかいろんな感想を生んでいて、ツイートをみている中で「袋叩きにされる覚悟で不倫してたのだから、別に僕らが何を言おうがいいじゃないか」という論調があって頭が痛くなる。「今まで芸能人が不倫したらどうなるかわかっていたくせに」ともあって、なぜそれが自分が言葉の暴力を働く理由になるのかが全くわからなくて悲しい気持ち。

どこかでこういう気持ちが醸成されて、それが世の中を負の連鎖に導くんだろうな、と思った。これはそもそも負の環境から育まれてしまったものなのか、あるいはなにかそれを信じ込めるだけの学びがあったのか、どの段階で獲得してしまうのかが気になる。

https://twitter.com/hasex_spa/status/1221890354560921600
https://twitter.com/hasex_spa/status/1221997723601096704

気圧もひどい一日だった。


2020年1月27日(月)龍が如く

夜中まで仕事をしながら、なんのきっかけか忘れてしまったのだけど、『龍が如く 7』のプレイ動画を流し始めてしまい、これがべらぼうに面白くて、ずーーーーっと流してしまう。

明らかに能率はだだ下がりなのだけど、それよりも東城会の行く末が気になって仕方ないし、春日一番の熱さに引っ張られてしまう。実は『龍が如く』シリーズは名前だけ知っていて、プレイしたことはなかったので、なるほど、これがみんなを惹きつけてしまうのね、と思った。

世の中的には白と思われているものが黒であり、黒であるはずのものが白になる、むしろ全員が全員グレーゾーンのまま突っ走りながら、ドラマの面白さでグイグイ魅せていくような。どうもうまく言葉にはできないけど、「そんなわけねぇじゃん!」もお構いなしで、邦画ドラマ的マンガ的な勢いも兼ね備えて進んでいく。

実にすてきだったけど、気づいたら朝で困った。


2020年1月26日(日)言霊

言霊でも言語化力でも呼び方は構わないのですが、自分で口にした言葉に行動が引きずられてしまうことがあるのだ。ぼくは今日、「なんでこんなに忙しくしているのか自分でもわからなくなる」「頑張るべき理由みたいなものがぽっかり抜けてしまった」ということを口にして、見事に足をずるずると取られて、ぼんやりと、真っ白な入力待ちのドキュメントを前に、もうすぐ日付をまたごうとしている。

24時10分からは『映像研には手を出すな!』が始まるから、また手が止まるだろう。あーあ。

マッチングアプリで知り合った人と初めてお茶をしてきた。有楽町の、地下にある喫茶店で。きれいな人で、よく話すタイプ(か、気遣って色々聞いてくれたか)で、会話に困るようなこともなくて、気づけば1時間半くらいは、あれこれと話していた。

言葉遣いや所作が落ち着いている方だなぁ、と思ったら、ふだんは銀座のクラブで働いていることがわかって腑に落ちる。

彼女はいろいろとツッコんで聞いてくれて、ぼくが結婚していたときの頃の話も質問され(なんで別れたのか、とかも)、言葉を選びつつ答えていくなかで、冒頭の言葉が出てきたのだった。三島由紀夫は「民主主義は大義によらない生き方なので、現代では生きるための大義を持つことが難しい」的な話をしていたけれど(昨日見たYouTubeのだ)。

まさにそれに直面しているという、ただの悩みを吐露してしまって、あー、これは時間をいただいて申し訳ないけれど、この先は続かないのだろうな、と思ってしまった。相手の立場だったら、そんな話されても困るだろう。

マッチングアプリを見ていても思うのは、外見や写真は当然に大事なのだけれど、自分がどんな人で、何が好きで、どんなふうに生きたいのか、という自己の言語化の精緻さがすごく大事で、そのわずかな情報から自分との相性や未来観を図りながら審美していく先に、初めて「会話してみる」とか「会ってみる」というステップにつながっていく。

だから、その言語化の乏しさは、単なるシステムやアルゴリズムでは、まだまだ解決できない「人間らしい仕事」の一つなんだな、と感じる。


2020年1月25日(土)ぬいぐるみ

数日前に東京駅のポケモンセンターで買った、カビゴンのふわふわしたぬいぐるみが、想像以上に機能してくれていて嬉しい。

https://twitter.com/hasex_spa/status/1220339661618331648

膝の上にカビゴンがいると、じんわりあったかくて、その収まり感に安心を覚えるのだ。33歳にもなってぬいぐるみなんて、と思っていたけれど、ぬいぐるみという存在が子どもから大人まで与える効果が何かしらあったからこそ、現代にも粛々と残っているんだろうと思う。あと、ポケモンはやっぱかわいい。メタモンも買い足そうかな。

YouTubeのレコメンドで、いきなり三島由紀夫のインタビューが出てきて、見入ってしまう。人生に必要であった大義の話、死についての話などを語っていて、この4年後に自害したという。

ほとんど直すところがないような語りおろしに、言葉と文学への向き合い方を正されるような気持ちになる。

19時から約束していたウェブ通話でのインタビューが、先方から音沙汰がなく、まぁ仕方ないと思って待ちながら、この日記を書いている。寝ているか、何かしらのトラブルだろう。やることは他にもあるので、別のことをするだけだ。


2020年1月24日(金)ざわざわ

楽しげな夢を見て、起きる。楽しかっただけに、起きた瞬間の哀しみが、ふかい。

信用金庫の担当者が来訪して、無事に口座開設まで進みそう。長かった。しかもまだできない。来週の火曜日頃にできると。労務や税理の相談もできるらしいので、そういうのをうまく今後活用させていただきたい気持ち。

お昼の仕事がひとつリスケになって、夕方にインタビューひとつ。外側からではわからないリアルというものの大変さを感じる。

東出昌大さんと唐田えりかさんのことで、だいぶ、インターネットもざわざわとしているようだった。ぼくは秘匿したい模様を本人の告発以外で明らかにすることの是非は、どちらかを選べと言えば非であるので、それほど素直にざわざわへは乗っかれないのだが、文春オンラインの有料記事まで買って、内容を読んでみたりもする。

まったく本題と関係ないが、東出昌大さんは酒癖も悪く、大酒飲みだったというから、妙な親近感を覚えてしまう。まったくなんだってこんなふうになってしまうんでしょうね。酒を飲みすぎるというのは、自己破壊であり自己治癒でもあるので、いずれにしても世の中や仕事や、あらゆるところからの外圧によって、心の平衡がうまく保てなかったんだろうと想像はします。

本人と作品はまったく関連づかないが、どうしても違う意味合いを帯びてしまい、そこに単なるいち視聴者的な、下世話的な、高揚を見出すという点では、この2つのMVは見てよかった。そして、これがまだ消されずにちゃんとあるというのは、表現者としての棲み分けを表してくれているようで、ぼくはうれしい。

他人の出来事に対して、まるで自分ごとのように怒れる、というのはひとつの才能なんだろうか?あるいは、それは標準的に備わっている機能であって、できないことが欠落なんだろうか?

たぶん一日、哀しみを引きずっていたんだとおもう。トイレに置くラックが届いて、すこしだけ気持ちが高まる。


2020年1月23日(木)おしゃべりな一日

朝からインタビューをしてきた。お世話になった会社の広報さんと、インタビュー前に雑談していたら、家出少女だったところをゴールデン街で拾われて働きはじめ、その後に一念発起して大学へ進み、財務会計系の仕事から現在は広報、という来歴をお持ちでびっくりする。もはや本題のインタビューと別ラインで記事にできてしまうのでは。思わぬところにストーリーは潜む。

お昼ごはんを食べながら、以前に同僚だったNさんと秋葉原の[フクモリ]で近況報告など。この近くで仕事をする機会も多いらしく、思わぬところで僕の仕事にもつながりそう。「自分の仕事が数字だけでなく社会的に還流できると信じられるものはいいよね」という話をした。ライターという仕事の難しさでもあり面白さでもある。

しっかりお金を稼いで社会に還流できるのが一番なのだけど、もちろんそればかりでもない。複層的なので、一概にどちらが良い/悪いではない。ただ、自分にとってその仕事がどういった価値を持っているのか、ということには向き合いたいし、その価値をうまく一緒に仕事をする人にも伝えていくことが案外に大事なんだろうとも思う。

その後、新丸ビルに移動して、Mさんとお話。お茶でもしましょう、と誘われて、嬉しくて行った感じ。Mさんのやりたいことの構想で、編集やライティングが関わりそうなので、そのときはお手伝いさせていただく機会もありそう。で、全く関係ない話もするなかで、「自分のやりたいこと」みたいな話になる。正しくは今後のキャリアプランというやつだ。

最近、たびたび聞かれるのだが、これが結構悩ましい。Webライター/編集者の行き着くキャリアプランというのはあるのだろうかと。それも自分で作っていかないといけないんだろうな。まだまだぼんやりだけど、ちょっとやりたいことが見える。それは、まったくライターや編集者といは関係のない「サービス開発」で、こんなのあったらいいな、という構想だ。

Mさんは詳しいので「事業を作るにはどうすればいいか」と聞くと、仲間集めが肝要という。やはり、そこに尽きるか。技術職でもない自分は、やはりまず画を書き、設計することだな。

Nさんが「バイアスがないからいろんなお仕事ができるんでしょうね」と言ってくれ、ぼくは腑に落ちる。自分の専門性を絞らないことによる仕事のカオス感をうまく表しているような気も。おしゃべりするのは大事だ。最近、ほんとうに人と話す機会が減っているので、さびしい。

その後は、GO FIGHT CLUBの課題提出があるので、時間ギリギリまでアイデアをまとめて、なんとか5分前に提出。ふー。


2020年1月22日(水)静岡出張

朝まで仕事して、寝ないでそのまま新幹線に乗って、静岡へ行く。今日は出張。

静岡で仕事なら、当然の当然に「サウナしきじ」に前乗りです。前乗りか後泊はマスト。しきじに入らずに静岡出張なんてあり得ない!5時間ほどの滞在で、サウナ+水風呂+休憩を2セット、2時間半ほど眠って、サウナ+水風呂+休憩を2セット、という変則4セットを堪能。

すっきりと復調してお仕事へ。トークイベントの取材だったけどタイピングも好調。イベントではマグロの解体ショーからのマグロ振る舞いもあってお相伴に預かり、とんでもなくでかいマグロブツをもしゃもしゃ。めちゃくちゃ美味しい。なんだこれ。しあわせ。

マグロみたいな大きな解体でも、基本は骨にそって3枚に下ろすんだなーとか、見ていてとてもおもしろかった。自分が買うマグロのサクが、こんなふうにとられるんだな、とか。

ただ、ずっと胃というより食道のあたりがムカムカして、困る。調べると逆流性食道炎の症状にすごく近い。食べてすぐに横にならない、不規則な食事をしない、ストレスを溜めない、肉や油をとりすぎない……わかっていたけど思い当たる節しかない。

酒も飲めない新幹線なんて、ほんとうにつまらない。ソルマックを飲んで、帰りに飲むヨーグルトとバニラアイスを買って、食べながらちょっと仕事。あー、カレーたべたい。


2020年1月21日(火)大企業

夕方頃に取材ひとつ。大企業の変革が進めば、日本はやっぱり良くなるはずだよな、という思いをまた深めたりする。真正面から行っても箸にも棒にもかからないだろう僕みたいなのが、堂々と入っていって、堂々とお話を聞いてきたりするのは、この仕事の醍醐味というか、不可思議だけど面白いところだったりする。

何社かの人に話を聞くと、粒度はあれど悩みのタネは似ていて、概ねがコミュニケーションの問題か、社内の抵抗勢力の話になるので、このあたりをうまく交わしつつ、スタートアップ的に動けちゃうような仕組みづくりが、いろんな会社で効くんだろうな、とは思う。

GOの三浦さんの新刊をひと足早く買って読み終えたので、noteに感想を書く。久しぶりに誰からも求められていないものを、ちょっと意識しつつ書いた気がする。1時間半くらいで書けた。

三浦崇宏『言語化力』は帯を外して読むのを勧めたい #言語化力|長谷川賢人|note

そのあとで、もうちょっとあっさり終わるかな?と思っていた原稿が、そうでもなく、結局朝方までかかってしまう。さらに緊急の依頼で、アニメ系の仕事をひとつ。うーむ、朝だ。


2020年1月19日〜20日(日・月)休み

朝まで原稿をやって、宣言通りに完全オフの日にした。

嬉しすぎて、とりあえず朝5時くらいの神田明神で、まずは初詣をした。そう、まだ何もしていなかったのである。正月すぐに家族と広島へ行ったけど、ホテルからほぼ出なかったので。お賽銭を入れてお願い事をして、おみくじはまだ空いてなくて引けなかった。まぁ、お参りのほうがメインであろうからOKです。

この日は保養日として、最近知ってお気に入りの「湯乃泉草加健康センター」へ直行。

http://www.yunoizumi.com/souka/

地下鉄に乗ろうとしたら、東南アジア系の子連れ観光客に英語で話しかけられ、聞いてみると東京駅へ行きたいらしかったので、JRの改札まで案内した。ギリギリ求めていることくらいはわかれたのでよかった。Google翻訳を使って「きっぷは買える?」など聞けたので助かった。

外国人観光客が困っていると、道案内とかうまくできない(英語で案内が心配)なので、ついつい「Go with me」的な感じで行って、一緒にその場所まで行ってしまうことが多い。家族は改札で、両手を併せて「コップンカー」と言っていたので、タイから来たのだろう。朝の誰もいない駅で心配だったろうな。よかった。

しかし、こんなことを言うのはなんだが、どこでも英語が通じるようになる、という利便性はわかるんだけど、それって「武器を使わない侵略戦争」みたいなもんかもしんないな、という気もしたりする。いや、侵略戦争の結果、英語が伝わるようになったのが正しいか。極東の島国もほんとうは英語を使えないといけないんだろうけども。なんともかんとも。

お腹が好きすぎて、電車に乗る前に、ローソンで LチキバンズにLチキ辛旨買ったら、店員さんがタルタルソース付けてくれて最高。ビールで流し込んで臨戦態勢。草加健康センターでは、サウナ、水風呂、外気浴、草津温泉、薬湯をループして、半個室も利用して、眠くなったら寝る、という惰眠生活を満喫した。おかげで身体のしんどさと、メンタルの不調が、だいぶ和らぐ。

「ままごとみたいな結婚をして」と、ラジオを聞いていたら流れてきて、つらかった。


2020年1月18日(土)母になる

やらなければいけない仕事が終わっていなくて、リフレッシュ休暇は明日以降に期待。

朝方まで何とかやって原稿おさめて、めざましもかけずに寝る。8時間寝て、夢の中で「姫乃たまさんのラジオの声がいいんだよねー」って人に勧めているところで目覚めた。外で、女の人がでかい声で何かを叫んでいる。ケンカ……?

家の中もだめだし、外は外でこうやってうるさいし、何か大きな公園とかの真ん中で思い切り喧嘩していいですよ、的なスペース?イベント?をやったらいいんじゃないかと思った。

新潟に移住した、高校時代の部活の後輩のOさんが東京に出てきているそうで、すこしだけ会って一緒に[果寮MATSUTOMI]のジュースを飲んだ。またひとりに紹介できて嬉しい。実に元気そうでうらやましい。消防車を目にして「消防車!」と言った彼女の声が、3歳になるという息子に話すかのようで、こうやって母になっていくんだろうなぁ、と感じたりしていた。

今晩中に終わらせて、明日は本当に休みたい。


2020年1月17日(金)声優さんすごい

午前中から北新宿のスタジオに。アニメ『波よ聞いてくれ』の宣伝用ボイスのレコーディングに立ち会う。自分が書いた台本に、ミナレ役の杉山里穂さんが命を吹き込んでくれているかのように、どんどん立体的になっていく。杉山さんの解釈やアレンジも素晴らしく、自分が書いたものの何倍も面白いものになった。感動しました。ほうぼうで聞けるのが楽しみ。

帰りがけに食べた、あっさり味噌ラーメン、という意外な新ジャンルが美味しかった。

麺屋 悠 (メンヤ ユウ) – 大久保/ラーメン [食べログ]

しっかりと出汁の味がする醤油スープに、味噌を溶かし込んでいる感じ。うーまい。

事務所に戻って仕事……の、はずが、ぐったりと床で寝てしまう。2時間ほど。起きてから仕事。文章とも向き合えず、ゆっくりゆっくり、なんとかあらゆる手を尽くして進めていく。文章の精度が悪くなっているわけではなく、単に集中力とかの問題で……。

多分だけど、割とほんとうに、あまり良くない感じにいまなっていて、どこかでリセットしないとつぶれてしまうんだろうなぁ、という恐怖がずっと背中にぴったりついている。この土曜日から月曜日まで「どこかへ行く」予定がないので、うまくどこかで、まったくまっさらな時間を過ごしてリフレッシュ休暇を取らないといけない。

理由は仕事がたくさん詰まっているだけでは「ない」し、おそらく突き止められてもいるので、とにかく健康を目指すしかない。


2020年1月16日(木)息切れている

朝から信用金庫の営業担当者が来訪して、事務所で打ち合わせ。口座を作るのも営業実態の確認含めて来訪必須で、ネットバンクも月々の利用料が必要など、なかなかどうして一般人の口座をアップさせていくのは難しいのだろうなぁ、と思ったり。もとから法人向け狙いだろうけども。

移動してKADOKAWAで打ち合わせ。すてきに前進するといいなぁ、という感じ。

ここで体力も切れて半死半生な感じで、昼寝をはさんで、夜は今日から受講が始まるGO FIGHT CLUBの初回講義へ。がんばってついていこうな。今年は勉強もしたいのです。

https://goinc.co.jp/fightclub/

懇親会で、ビールを飲んで、事務所へ戻って、仕事をする。


2020年1月15日(水)人と会い続ける

今日はひたすら人に会って話す日。朝から経理関係の打ち合わせ。移動して渋谷[ナルゲ]で焼き肉ランチMTG。ごはんが美味しくて、ついおかわりしてしまった。

焼肉店 ナルゲ – 渋谷/焼肉 [食べログ]

道玄坂をのぼって、Sくんとお茶をして近況を聞いた。ふたりともいろいろあってとても疲れを感じていて、「ちゃんと休もうね」という話になった。坂を下ってSHIBUYA QWS内のカフェでIさんと情報交換?ブレスト?的に話す。まだ業界だけのアレコレを聞いて役得。

そこから電車に乗って赤羽へ行き、以前から約束していたGさんと飲み会。[まるよし]から[トロ函]へ行って、ビールとかを飲む。仕事の話ではなくて、駄話がほとんどだったけど、このあたりから疲労感としてはかなりピークに来てしまっていた気がする。申し訳ないながら……。

彼女は新年を、箱根でお蕎麦を食べて、湘南平の灯台で友達たちと迎えたらしく、でも初日の出は見ていないという、なんだかふしぎな話だった。あとは「一生使える趣味がいいよね」という話から、「ジオラマ版のサグラダファミリアは?」となって、それはもう完成を見るまでに恐ろしいことになりそうだし、ディアゴスティーニに期待するのも難しそうだ。


2020年1月14日(火)読んでみたい

昼から書籍執筆のための取材をして、とても面白くて、これはしっかり書き綴れたら素晴らしいものになるぞ、という予感がある。その後に、某社で面接。業務委託か正社員かわからないが、仕事をよりするようになるかもしれない。

高浜寛『蝶のみちゆき』を読む。郭ものだけど、どこかからりとした空気もあるのは、作者のあとがきにもあるように舞台が長崎だから、だろうか。絵も構成もすごくよく、夢中で読む。

きっかけは忘れてしまったけど、ここのところYouTubeでオウム真理教に関する動画を観ている。なぜ、オウム真理教がああなったのか、と思ってWikipediaなんかも眺めると、優秀な幹部たちは自分の悩みや環境から「麻原彰晃の本」をきっかけにして何かに気づき、求め、入信していく様がある。

……もしかして、麻原彰晃の本って、すごいのではないか?(内容がどう、ということでなく)

その影響度というのか、刺さっている感じはなぜなのか。それに興味が湧いているが、麻原彰晃の本はどれもAmazonでも高騰している。読んで分析してみたいのだが。

朝までに納品する原稿がある。やらねば。


2020年1月13日(月)煙と蜜

祝日だけど、今日は対談取材で昼から出勤。いろいろ話を聞く。ただちょっと心身の限界を感じている。そろそろどうにかしなければと思うけど、今週もどうにもならなそうだ。

出端祐大『ふたりソロキャンプ』を読み終わる。めちゃくちゃおもしろい。あと登場キャラがみんな魅力でいい。キャンプしてみたい感じが湧きまくる。

https://twitter.com/hasex_spa/status/1216722908623409154

何よりすごかったのは、長蔵ヒロコ『煙と蜜』 。年の差の恋愛ストーリーではあるのだけど、僕はなぜか十二歳の女の子側のときめきにやたらめったら共感してしまい、布団をかぶって「うわあああああ」とやっていた。大正時代の空気感も巻き込んで、素晴らしい香りのある作品。絵の巧さも大変にすばらしい。もう一発で大好きに。

一方で、永田カビ『現実逃避してたらボロボロになった話』も読んで、このボロボロ加減に同調するところもあり、なんともかんとも。

マンガを読んで、心を潤してから、朝までに納品一つ。原稿のチェックと編集も。


2020年1月12日(日)反応が嬉しい

アニメ新番の宣伝用アニメの脚本の仕事を一日していた。面白いのだけど苦しいというか、観てくれる方の期待に応えたい気持ちと、自分的に超えていきたい間に自分を置きながら、うんうんと悩みつつ言葉をひねりだしていく感じ。少しでもときめくものになっているといいな。

アニメに関連した脚本のお仕事をさせていただいてから、ファンの人や、楽しみにしてくれている人の反応が、あまりにもダイレクトに見えること、みなさんの直接的な喜びのコメントが、自分にとってものすごくものすごく大事なこととして、価値が高まっているのを感じている。

納品した先にある反応や、それが人生の彩りを担ったことがわかるのは、すごく嬉しいものだ。

今回書いたものも、少しでもそうなれたらいいな、と思う。そして、このときに書いたもののベースが、自分にとっては全くの人生の余剰というか、大学生時代からの遊びで得た感覚の延長線にあったので、ほんとうに無駄ってものがないんだな、この仕事は。

常喜寝太郎『着たい服がある』を読了。個人的にはピークは2巻くらいまでだったようにも思うけれど、みんなを見届けて嬉しくなれる作品だった。僕がすんなりと幸せを受け取れる心持ちにないせいで、魅力をしっかりわかってあげられていない気がする。


2020年1月11日(土)桃源郷

仕事は色々詰まっているのだけど、この日はサウナ仲間のライターNくんと約束していた、草加健康センターでサウナを楽しむ日。初訪問。

http://www.yunoizumi.com/souka/

結果から言うと、まじで、めちゃくちゃ、ここ大好きで、最高。これまで来たサウナ施設でも随一といえるレベルかもしれない。サウナや水風呂も素晴らしいですし、草津温泉から持ってきている温泉もしっかり硫黄の香りの強いやつで、びしびしと効いてくる感じがいい。

温浴的にもとってもよかったけど、食堂やレクリエーションもよい。

大広間の食堂を、前方にあるステージから。ステージでは常に誰かがカラオケをしていて、みんな湯上がりに食事やお酒や談笑に興じている。ここに来たとき「あ、死んだのかもな」と思ったほどに、現代の桃源郷というか、何かの川を渡ってしまったような多幸感があった。

ここではビンゴ大会が開かれていて、1枚100円で買える。ビンゴがそろうと利用券をはじめとして、油だのマヨネーズだのラーメンだの、トイレットペーパーだの、あらゆるものが当たる。シンプルに健全にレクリエーションとしてのギャンブルって感じで面白く、10枚買ったけど、これが最後の最後に1枚だけなんとか当たって、ソフトドリンク無料券がもらえた。赤字。でも良い。

ここでの最高メニューは「お椀カレー」ではなかろうか。飲み会の最後に、お椀でカレーを食べる話を書いていたのは、たしか向田邦子ではなかったかしら。

すっかり楽しんで夜に帰宅。とは言え終わってない原稿もあり、そこから仕事。夜に、仕事でお世話になっている方が所用で事務所に来訪し、アニメ業界のことなどを色々聞く。収益構造やビジネス構造を考えるとまだまだ打ち手があるんだと感じるし、すごく面白かった。もっとこの仕事をやりたいな、という気持ちになる。


2020年1月10日(金)植物を買う

ポストにグリーンブーケが届いていて、うれしくなって飾る。ベッドサイドによいあしらい。植物を買えるというのは、僕の中で「都市生活者」な感じがする。

夜、アニメ映画の舞台挨拶の撮影と、レポート書き。当日納品。


2020年1月9日(木)お金を借りる

いま、日本政策金融公庫から融資を受ける算段をしていて、協力を依頼している企業へ。この日は、公庫の担当者さんとの面談。これにパスすれば融資をいただける運び。協力企業のご担当者さんが爽やかに仕事の出来る好青年で、何の心配も問題もなくスムーズに進んでびっくりする。

個人事業主のフリーランスでも、運転資金として、これだけの低金利でまとまったお金を貸してくれるということはすごくありがたいし、この経験をまとめないとなーと思っていたら、協力企業の方からむしろ「今回の体験を書きませんか」というお話をいただき、まさか仕事にもなるとはなーと驚きの展開に。まだ本決まりじゃないけど、決まったら、すごく良い学びだったのでまとめていきたい。

夕方に取材ひとつ。あとは対談原稿を朝までに一本納品。

https://twitter.com/hasex_spa/status/1215162522828853249

取材の後にラーメン食べる。早死しそうな味がして、ほんとうにめちゃくちゃうまい。

https://www.youtube.com/watch?v=CNepQp8UIAA

ハナコがYouTubeチャンネルを開設していたのを見て、オープニングのクオリティとかすごいーと思いつつ、ちょっとぼんやり見る。これからテレビは広告媒体になり、宣伝媒体になり、そこで知名度を得て、YouTubeやインターネットで自分たちのやりたいことや企画を実行することで収益化し、食い扶持を稼いでいくパターンができてくるのかもしれないなぁ、と思った。

キリン一番搾りが、僕の中で、再評価。一本だけゆっくり飲むぞ、というときに最高だ。

「夜、お酒、あるく」という、飲みながら歩いてしゃべるRadioTalkとかやりたいな、という気持ちが少しだけ湧くけど、なんかまだうまく実行に移せていない。


2020年1月8日(水)ないまぜ

朝まで原稿をやり、軽く寝て、10時半に某出版社に集合。某マンガの某アニメ化に際しての宣伝動画での対談を、横からタイムキーピング的に、たまに質問するような役回り。緊張しつつも、大きな事故などもなくてホッとする。話はとてもおもしろかったし、厳しい業界のなかで生きていく(そして生き抜いてきている)人の姿勢や考え方の、どこか冷静な、諦念にも似たドライな部分と、その奥に潜むであろう熱さや熱量、美意識みたいなものが、綯い交ぜで見える。

夕方前に終わって、一度帰宅して、また少しだけ寝て、夜は某所で新年会。このところ、ただ飲んで、ただ笑って、ただ話す、みたいな時間が皆無だったので、ありがたく潤う。ものすごく面白いことを言う人がいて、アイデアや面白さに優れても必ずしも仕事になるかは別問題であることを、当たり前のようで、またありありと感じたりもする。

中目黒だったので、サウナ好きの人たちと光明泉に立ち寄る。サウナおごってもらった。なかなかの混みっぷりだったけど、飲んだ酒がしゅるしゅると抜けるようで、調子がよくなった。サウナもあるけど、とにかく笑ったことがよかった気がしている。

酒を抜いて、朝までに原稿一本納品。


2020年1月7日(火)ものするひと

朝まで仕事をして、お昼ごろに起きて、取材へ向かう。気炎万丈な言葉は人の心を動かすなぁ、と思いながら、こういうところで働けることは人生としても良い経験だろうと感じたりする。しっかり原稿にできるように頑張りたい。

取材先が渋谷と表参道の間だったので、まだ夜には別の〆切があるとはわかりながらも、何かしらの心の潤いを求めて青山ブックセンターへ行く。時間もないし、買っても積んでしまうことが見えているのに本を買う。それがわかっていても本をたくさん買うのは自傷行為に近いような気持ちにもなる。リアルに肌を切ったりしたことはないのだけれど、忙しいときにお酒を飲んでしまったり、掃除を始めてしまったりするのも、何かしら近しいような気もする。

オカヤイヅミ『ものするひと』を全3巻、表紙買いしてみる。姫乃たまさんの帯コメントにも惹かれていた。30歳の純文学小説家が、言葉を見つけ出しながら、日々の中で小説を書きつないでいく話。主人公の彼は夜警のアルバイトもしながら純文学を発表していく。破天荒なこともなく、自分が世界を言葉で捉え、それを表現していくような、ある種の淡白さには猛烈な憧れが湧く。

大学生の頃に読んでも、たぶんピンとこなかったはず。30歳を超えて、かつて一人の小説を拠り所としていた人間には、何かしら身体の中に、ぽとん、ぽとんと落ちるものがある作品だった。


2020年1月6日(月)入稿…!

正月を返上して取り組んできた原稿が、ひとまず終わる。約7.5万字を納品。ホッと一息。世間では今日から仕事初めらしいが、僕はやっと仕事納め。正月報告に浮ついたSNSのタイムラインをじっとりした目でながめながら、とりあえず昼から缶ビールを開ける。納品したけどリアクションがなく、いじけているうちに、すんなり眠ってしまう。

起きると夕方。「明日の朝までに欲しい仕事」の依頼がきて、数時間後に仕事初めとなった。

お腹の調子が悪くて、ヤクルトを買ってみる。子どもの頃に妙に美味しかったものってあるよね。給食の、プリンみたいなヨーグルトとか。僕のころは瓶詰めで、たしか小岩井乳業だったはずだけど、きっと現代の子は瓶なんかじゃないだろうし、もっと、ちゃんと、とろっとしたヨーグルトなんだろうな。あの甘くてかたいヨーグルトは存在しているんだろうか。

そのまま結局、朝まで事務所で仕事。


2020年1月5日(日)パニックぱにっく

深夜作業中に、ストンと画面が真っ黒になる。再起動をかけると、ログイン画面から進まない。Macで起きる「カーネルパニック」という現象らしい。え、ええー……このタイミングで!

https://hinuhinu.net/mac-kernel-panic/

このページを参照に「PRAMリセット」という方法で復活。ほんとうに焦った。原稿は全てGoogleドキュメントで書いているので、この使っているMacがだめでも消失はしないが、とにかく気落ちするし対応に時間を使いたくない。たしか去年も、原稿がまずいときにMacBookProが飛んで、慌てて昔使っていたChromebookを引っ張り出した記憶が蘇ってきた。

「幸せ検定」を目にして、やってみる。

おそらく、この診断は「もっと幸せになる余地」の部分が面白くて、たしかになーとうなずくことばかりであった。もっと真面目に、ストレス無く、情緒を安定させ、主観的にも健康であり、何かに没入せよ、と。全部自分に欠けていると思うことばかり。

小田急線の駅そばをひたすら終点まで食べ続ける動画が面白かった。こういうのに弱い。ぼくも大学生時代にYouTubeがあったら、こんなのを作っていたかもしれない。


2020年1月4日(土)夢のつづき

奇妙な体験をする。数日前から「ある女性と知り合いになった」と感じていた。実はそれも夢の中の出来事なのだけど、たしかに彼女は「いる」と認識していたし、LINEでやりとりもしていた(気がしてた)。朝方、力尽きて布団に入り、うとうとしている夢か現実かわからないときに、「あ!あの人にあけおめLINEしてない!」って焦ってスマホを取り出したら、そもそもそんな人は存在していない、という事実に向き合い、すべての認知が正しく戻るという。

自分で書いていても何言ってるのかわからないな、これ。幻覚ともまた違うんだろうけど。夢の内容がほんとうみたいに思えてしまったまま、というか。

広島から帰京。家族は観光へ行くみたいだったけれど、僕は新幹線の時間を早めて先に帰る。帰省ラッシュど真ん中でまったく座席はなく、でも早く帰りたい意地で、自由席の通路で座ったり立ったりしながら、帰った。あとは朝方まで原稿を進める。

新幹線の車内販売のお姉さんの、泣き黒子がよかった。


2020年1月3日(金)速い笑い

母が「ぺこぱの漫才は聞き取れるのもいいわね」と言った。60歳を過ぎてきた母、最近、早い漫才が聞き取りにくいというか、ちょっと付いていけない感じを抱くらしい。なるほど。関西のしゃべくり漫才は基本的に「速い笑い」だろうし。

では、関西のおばちゃんたちは、あの漫才を聞き慣れているから付いていけるのかしら。英語耳、みたいな話で、やっぱり訓練によるものなのかしら。

観光へ行く家族を横目に、ホテルにこもっていた。眠ったり、仕事をしたり。買ってきてくれた宮島口の「うえの」のあなごめしが美味しかった。

あなごめしうえの | ホームページ


2020年1月2日(木)正月続く

夜中に見つけたこの動画参考になるので貼っておく。タイの焼き鳥「ガイヤーン」のめっちゃおいしそうなやつの作っているところ。僕は知っているのよりつけダレの色が濃いような。うーん、食べてみたい。鶏肉料理が得意になるとQOLが上がりやすいからいいんですよね。

とかなんとか見つつ、原稿の作業を進めて、現在がちょうど全5章のうちの2章までをまとめおえて朝9時半。僕の中ではまだ1月1日の33時半みたいな気持ちなのでセーフ(……セーフとは?)。

支度して、東京駅へ向かって家族と合流。その前に「駅弁屋 祭」でうにやいくらの入ったお弁当と、お酒少々買って新幹線乗り込む。談笑しながら移動。広島に着く。

毎年、正月は家族で集まって、両親が「ここに行くぞー」って場所で泊まるのが恒例行事になってきた。箱根のこともあれば、鳥取まで行くこともある。今年は厳島神社に行きたかったのか、広島だった。

睡眠不足がたたったらしくて、気づいたらぐうぐう寝てしまう。仕事を、せねば……。


2020年1月1日(水)令和2年

午前2時。集中力が完全に途切れる。わかってはいたけど、文章を見つめ続けるのは大変に胆力が要る。ただでさえ元旦の午前2時に仕事をしていることが大変なのだ。だんだんつらくなってきて、冷蔵庫を開けると、いつぞや新幹線で飲まなかった日本酒の缶「夢の旅」が出てくる。なんて素敵な名前だろう。味も美味しい。

昨年に台湾へ行ったときに買った写真集の一冊をめくる。阮璽『走著橋‧這是一本攝影集』だ。言葉はまったくわからなくても、写真なら見れば感じることができる。ありふれた壁や道の写真が、何かしらのストーリー性や感情の流れを感じさせる、ふしぎな写真たちでおもしろい。

日常とは何なのか、と思わせられる。僕が見ている日常とは、自分が「日常だと思いたい」からこそ、日常に見えているだけなのかもしれない。

後ろのほうに、解説と思しき文章がある。Google翻訳にかけてみると、良い言葉に出会えた。

自分に集中すればするほど、成功への憧れが増し、人生以外の表現が無駄になります。 謙虚さ、平凡さ、平等の見方に戻ることによってのみ、芸術は永続的な美しさを持つことができます。

永続的な美しさ。今年は、僕なりの、あるいは誰かにとっても、美しさを考える一年になるような気がしている。それは前年末に、台湾で、飯田エリカさんと戸田真琴さんの対談を聞いたことにも、当然につよい影響を受けてもいる。

朝方まで仕事をして、疲れ果てて事務所で眠ってしまう。起きて、今年はじめのサウナへ。

https://twitter.com/hasex_spa/status/1212219962372186112

いやぁ、よかった。たいへんによかった。

https://twitter.com/hasex_spa/status/1212295177093562370

そのあとでTwitterで見かけたラーメンを食べにいく。これもたいへんによかった。

で、ここからがなかなかうまくいかず、仕事を進めつつも、どうにも手が止まる。今日も長い夜になりそうだ。YouTubeで見たViceの大麻アイスの動画が面白かった。Viceの動画は、いつも、停滞した夜に刺激をくれる。あれは、2015年か。編集部に一人残って、誰もいない会社で、Viceの動画を見ていたときのことを思い出した。

数日前に買って、食べるのを楽しみにしていた、湖池屋のポテチ「じゃがいも心地 有明海の恵み 焼き海苔」を開ける。じゃがいもが厚くて、すごく美味しい。もはや食事だ。おやつと呼ぶには厚すぎる。のりの風味も良い。のりしおは、湖池屋に限るのだ。

PURE POTATO|株式会社湖池屋

キリンの一番搾りに、すごく合う。うれしい。さて、明日の9時くらいまでに、仕掛中の原稿を仕上げたい。明日から家族旅行に出る。僕は、ほとんど、仕事をするしかないだろうけれど。


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